LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

《パートナー企業トップインタビュー》秋に向けて1000人の採用が必要【スギハラサービスクリエイツ 代表取締役社長 杉原拓氏】
「配ぜん会業界は、本来3、4月は歓送迎会系を始めとした一般宴会、春の婚礼によって、年末年始の次に繁忙シーズンであり、当社も月に3億円前後の売上に達しますが、コロナの影響によってゼロになっています。6月末までは配ぜんの仕事も見込めないため、事務所スタッフ、配ぜんの派遣、契約社員は休業。雇用調整助成金受給のために動いていますが、支給がいつになるのか決まっていないため、給与を先払いして対応している状況です。すでにメインバンクからの融資を確保し、現在は政府系の調達にも動いています。配ぜん会社によっては、資金繰りが厳しく人材をカットしてしまうところもあるでしょうが、当社としては秋の繁忙シーズンに備えて、しっかりと人材を確保しておかなければと考えています。とは言え、現状仕事がない中で、3000人の人材のうちどれだけ残ってくれるかが課題でもあり。さらに毎年1000人を採用していますが、この募集もストップしています。婚礼の秋シーズンを見据えると、遅くても9月には大量採用が必要となります。」
「先述したように、秋シーズンを見据えて学生も含めた1000名の採用が必要となります。一人あたり3万円前後のコストがかかるため、それだけの募集費が必要となります。とは言え、不安要素として、どの程度一般宴会が戻ってくるのか。婚礼の繁忙期は10月、11月であり、しかも土日のみです。採用する人材が安定的に仕事をできるようにするためには、一般宴会が重要で、年末年始、さらには春シーズンに継続できるかどうかがカギとなります。土日だけの仕事であれば、当然給与も少なくなってしまいますから。婚礼は延期分も含めて見通しが立っているものの、継続的かつ安定的な仕事を提供する上でも一般宴会が戻ってくることがやはり不可欠なのです。」
「以前から各スタッフとのLINEを使った情報共有を実施してきたことで、まだ流出は食い止められています。またこれまで通りの大量採用が厳しくなることも想定し、スタッフ教育に力を注ぐことで、口コミによるリファラル採用につなげていきます。」
「これは業界全体としての対策となりますが、一般宴会の感染予防のガイドラインが必要と感じています。ホテル全体、ブライダル業界は協会が作成し発表していますが、こと一般宴会は置き去りにされている印象です。配ぜん会業界だけでなく、ホテルなどサービスを直接提供する企業と連携しながら、立食や集うことにどのように対策していくのかを提言が必要不可欠かと。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日号)

