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−ブライダルDX化で戦略構築− システム導入で分析力を高める【トライスパイド Co-founder 取締役 西信伍氏】
婚礼業界でもDX、ペーパーレス化の需要が高まる昨今ですが、トライスパイドも『SIRCLE』と称した基幹業務システムの領域に本格的に参入しました。これまで業界を支えてきた多くの基幹業務システムは、会場ごとのカスタマイズを加えたオンプレミス型(PCソフト)。導入当時の式場の運営要望には叶っているものの汎用性は非常に低く、その後のアップデートや時代に合わせた式場の運用の変化に応えづらいという課題もありました。
そこで、式場ごとの成長や課題に合わせてその場でカスタマイズできる自由度の高いクラウド型基幹業務システム(ERP)を開発しました。ERPとはEnterprise Resource Planning(エンタープライズリソースプランニング)と言い、企業全体の業務プロセスを統合管理する統合型システムを意味します。従来の会計や人事、販売、調達など様々な機能を一つのデータベースに統合して、リアルタイムで情報の共有と分析が可能となります。
身近な例で言うと「スマートフォン」がERPの概念に近く、一昔前は写真を共有するときには写真データをUSBに保存しファイルをメールで送信。音楽はCDを借りてダビングし、プレーヤーで再生してそれぞれのデバイスを利用しなければならなかったわけです。それが、スマートフォンという1 つのデバイスで、全てのことを実行できるようになりました。『SIRCLE』では婚礼業務の一連のフローであるフェア集客、顧客とのコミュニケーション、アンケート送信、フェア当日の接客業務、追客からの成約業務、挙式準備、請求業務、施行準備、アフターセールス(記念日)まですべてを完全一元管理、オートメーション化することを実現しています。式場ごとに異なる細かな業務フローの違いも、オーダーメイドで対応し短期納品できます。
基幹システム導入において今後益々重要な位置づけになってくるのがデータ分析です。従来の基幹システムですと、一部データはシステム内に蓄積されますが、顧客との連絡ではメールを通じて別ファイルを作成・送信。パートナーへの発注時はFAXで発注書を送信する等、断絶された情報が散らばってしまう課題点もありました。『SIRCLE』では婚礼の一連業務を、全てデータとしてシステム内に情報を保持していきます。必要なタイミングで商品別売上、発注先別売上、金額帯別施行割合、初期見積からの単価変化、施行種別収益、施行後アンケートなど未来の戦略策定のための豊富なデータを瞬時に取り出すことができます。複数指標による総合的な判断が可能になり、施策の検証、効果検証、評価基準の正当性も明確になります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)

