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~注目を集める“CRAZY”強さの秘密~1回目の打合せで軸となる“幹”を決定(CRAZY Producer 田口好美氏)

~注目を集める“CRAZY”強さの秘密~1回目の打合せで軸となる“幹”を決定(CRAZY Producer 田口好美氏)

 オーダーメイドの結婚式をプロデュースするための打合せはどのようなものなのか。CRAZY WEDDINGの面会(打合せ)は、特別に回数が多いわけではなく、成約後は基本的に4回で完結する。どのように内容を詰め、オーダーメイドまで持っていくのか。事前アンケートの重要性など、Producer・田口好美氏がポイントを語った。

 ―― 1 回目の面会は、結婚式の半年前からスタートします。カップルには事前アンケートの記入をお願いしていると聞きました。その内容は。
 田口「4 回の面会でオーダーメイドを完成させるわけですから、事前準備が欠かせません。1 回目の面会に向けて記入してもらうアンケートは、パーティでどんなことがしたいのかを書いてもらうのではなく、カップルがこれまで歩んで来た人生を“棚卸”するもの。読むのに数十分かかるほど、幼少期からの出来事を細かく書いてくれるケースも多いですし、端的な回答ということもあります。その中から面会に向けて、プロデューサーの頭の中で解いておきます。友達の名前がたくさん挙がっていれば、友人との時間を大切にする結婚式がいいのではないか。お母さんやお姉ちゃんの話はたくさん書いてあるのに、お父さんの話だけ1 つも出てこないのは、何かわだかまりがあるのだろうかなど。新郎新婦がどんな人生を歩んできたのかを、潜在的な部分からも探っていきます。」
 ――これをもとに、1 回目の面会に臨みます。 田口「初回のポイントはカップルがどんな人たちなのかを知り、2 人にとってのウエディングとは何か、式を通じてゲストにどんな感情を持ってほしいのかの“ゴール”を明確にします。要するに、今後のコンセプトにも欠かせない“幹”となる部分ですね。そのためには事前アンケートもそうですが、とにかくこれまでのこと、これからのことを語ってもらう。『リングガールは○○ちゃんに~』など何がしたいかの細かい“枝葉”を聞くのもポイントですが、そもそもやりたいことがまだないというケースも多く見られます。地に根を張る立派な幹を決めておけば、枝葉は後で追加できますから。」
 ―― 2 回目の面会ではコンセプトを提案します。
 田口「この段階で式のコンセプトを伝えるので、プロデューサーは初回の面会でのヒアリングに必死になるわけです。前回の話を踏まえて、『お二人はこうですよね』というコンセプトシートを用意し、発表します。合わせてパーティの幹を表現するための、細かいアイディアも提案していきます。重要なのは表面だけを切り取らないこと。例えば、『フラッシュモブがしたい』という希望がカップルからあったとしましょう。その演出が本当に意味があればいいのですが、実は友人と何かをすることが大切なのかもしれない。そうなればフラッシュモブではなく、もっとぴったり当てはまるコンテンツや演出を考える必要も出てきます。だからこそ、目指していくべきブレない幹が必要になる。考えつく全ての演出も入れていくとなれば、全体的にチグハグになってしまう可能性も出てきてしまいます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)