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[PR]ブライダル施設による婚活事業【IBJウエディング 代表取締役社長 中本哲宏氏】

[PR]ブライダル施設による婚活事業【IBJウエディング 代表取締役社長 中本哲宏氏】

 婚活事業を展開するブライダル施設が増えている。婚活パーティの開催で月に約700名を集め、200万円以上を売り上げるゲストハウス。相談所運営でこれまでに50組超を成婚させ、全てのカップルの結婚式を取り込んでいるホテルなど。IBJウエディング(東京都港区)は、婚活大手IBJのシステムをブライダル事業者に提案している。新規事業として高い収益性はもちろんのこと、本業であるウエディング集客にも大きな影響を与える婚活顧客データを、フル活用できる仕組みに注目が集まっている。

 ――まず、婚活パーティを開催するにあたり、第一の課題が参加者集めです。
 中本「IBJが運営するPARTY☆PARTYは、ホテル、ブライダル会場がシステム上へ自由に婚活パーティ情報をアップできます。PARTY☆PARTYのサイトには月間60万人が来訪しており、情報を見たユーザーが参加するという流れです。例えば熊本のブライダル会場の場合、【婚活パーティー、熊本】で検索すると、最初のページに情報が出てきて、申し込みができるようになっています。それ以外にも、自社でチラシを配布する、地域の企業とコラボして男性社員と女性会員のパーティを企画するなど、創意工夫によって参加者を増やすことができます。実際に熊本の会場では、婚活パーティーで月に約700名を集め、参加費収入だけで200万円を優に超えています。」
 ――ブライダル、ホテルならではのパーティとは。
 中本「一つは、ウエディングサロンやバー、カフェなどをゾーニングし、8 対8 程度の小規模なもの。IBJの専用ルームではこうしたやりかたが一般的で、月間6 万人が参加しています。この場合は、提供するものもワンドリンク程度で、参加費の男女平均は2000円前後です。一方で、よりホテルらしい、ブライダル会場らしいパーティーとして、バンケットを使った15対15、20対20など多人数開催も可能です。会場の魅力を伝えるために、軽食やアルコールを出してもいいでしょう。IBJがバンケットを借りて開催することもありますが、こうしたケースでは参加費平均も8000円超に設定できます。両者のスタイルを併用できるのもブライダル施設の魅力です。」
 ――会場を貸すだけでなく、運営するメリットとは。
 中本「個人事業者であっても、きちんと運営すれば毎月500名以上を集められるのが婚活パーティです。自ら運営することで、事業収入が上がることも大切ですが、それ以上にそれだけの人数の個人情報を獲得できることが最大のメリットです。他のパーティ会社に会場を貸しても、個人情報を収集することはできず、せいぜいチラシを配る程度。その点、PARTY☆PARTYに加盟すると、主催者として参加者情報をシステム上で逐一チェックできます。参加者の個別情報はもちろん、パーティ参加回数、どんなパーティに参加したか、誰とカップリングしたなど。例えば、カップリング後に男女とも最近パーティに参加していないことが分かれば、交際がうまくいっていると想定でき、メールなどを通じてデート利用などをアプローチできます。個人情報を確保しその後を追うことで、販促につなげる。これこそがシステムのメリットであり、これはIBJが開発した独自のものです。」
 ――システムは企画運営面での効率化も実現しています。
 中本「直営店では全国で月間6 万人を集めており、その企画サンプルを4000以上保有しています。どういった企画なら集めやすいのかというノウハウもあるため、加盟各社の顧客層に合うものを当てはめていくだけで対応できます。告知文のフォーマットも用意しています。企画、告知の負担がないため、スタッフは必ずしも専任である必要はありません。参加費の決済もシステム上で行い、当日の現金の取り扱いも不要です。当日の運営に関しても、楽しく進行してもらう程度で十分。参加者同士のプロフィール確認用アプリも用意しているほか、紙を配布する場合でも簡単に印刷できる仕組みです。IBJ直営でのパーティ展開のために効率化してきたシステムを活用できるわけです。」
 ――婚活パーティだけでなく、相談所にも加盟する事業者が多いそうですが。
 中本「システムでパーティ参加者の個人情報を確認すると、何度もパーティに参加しながら、なかなかカップリングしない人を把握できます。自然の流れとして、パーティだけでなく、自分でお見合いしたい人を選べる相談所の提案になります。実際、パーティをきっかけに相談所に入会する人も多く、IBJ直営店では60%がパーティ参加者です。こうした提案のメソッドも蓄積しているため、相談所とのダブル加盟が増えています。」
 中本「そもそも、通常の結婚相談所の場合、一資料請求あたりのコストが約3 万円。3 人に1 人の入会と計算すると、一人入会するためのコストは9 万円になります。一方で、パーティで一人集めるのにかかるコストは1000円程度。この参加者に相談所サービスを提案することで、利益率に大きな差が出てきます。ホテル、ブライダル会場の場合、素敵な施設、高い接客クオリティ、ブランド力もあることから、通常の相談所よりアドバンテージを持っているため、パーティから相談所への流れもより強みになるでしょう。」
 ――その後の利用、結婚式に繋げることで、相乗効果もさらに高まります。 中本「IBJは、成婚の定義付けが他社とは異なります。成婚料を取っていない多くの会社では、真剣交際が始まると成婚としていますが、IBJはプロポーズを経てお互いに婚約の意思確認をするまでのサポートとなります。そのため、実際に結婚したのかを追うことができるわけです。婚約のタイミングまでサポートすることで、カウンセラーへの信頼も高まり、結果として結婚式受注につながります。顧客情報を獲得することで、パーティでカップリングした顧客にはデート利用やプロポーズプランなどを提案。相談所の成婚者については、結婚式をおススメできます。」
 ――収益面でも本業への連動面でも、ブライダル事業者にとって相性がいい。
 中本「PARTY☆PARTYの加盟料金は、エリアによっても異なりますが、都心で600万円から、地方では240万円から。月のシステム利用料は8万円です。相談所は法人であれば300万円の加盟金です。ホテル、ブライダル企業の場合、婚活事業単体の収入だけでなく、さまざまな相乗効果も見込めることで、新規事業として注目も高まっています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)