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連載7〔Web集客入門〕HP制作で押さえる5つのポイント【賑屋 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

連載7〔Web集客入門〕HP制作で押さえる5つのポイント【賑屋 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

前回はサイトを見てもらう方法を紹介しましたが、今回はHPの本体自体の作り方を考えていきます。先日のブライダル産業フェアの講演の際に、HPからの予約を増やしたいという人が非常に多く、この部分に課題感を持っていると感じました。会場のコンサルの時にも、ほぼ100%でサイトの改修が必要であり、つまり作り方が上手ではないケースが多いわけです。

 

HP制作の時に絶対に押さえておくべきポイントが、スマホの特性です。というのも、結婚式の予約の場合、9割近くがスマホからです。だからこそ、スマホのサイトをどう作っていくかという意識が求められます。

また、新婦からの予約が多いことを踏まえれば、女性ユーザーをターゲットに考えなければなりません。女性はインスタを使っていることも多く、スマホで細かい文字を読むことに慣れていません。写真だけを見て、好き嫌いを判断するという特性もあります。スマホは、ホームボタンで簡単に消すことができるため、直感的に好きと思われなければすぐに離脱されます。縦画面で、操作スピードが速く、片手で見ているという想定も必要。フッターでページのストップがかかったときにどうなっているのかも、気にしておきたいポイントであり、こうしたことを考慮しながらHPを制作していきます。

 

HP制作のポイントは5つ。

①お得感:ポータルサイトよりもお得な情報があるかどうか。ただ、使われることの多い【ベストレート保証】に関しては、時代も変化していると感じます。来館する新郎新婦にヒアリングをしたところ、ベストレートをそれほど気にしていないという声が多く、それは自分たちの検索レベルが高まっているため、お得かどうかは自分たちで判断できるということでした。

②情報量:写真の枚数が決まっているポータルサイトに対し、公式サイトはそれ以上の写真点数を掲載するべきですが、実際には点数が少ないというケースが非常に多いです。

③分かりやすさ:例えばメニューの文字をアルファベットで書いていると、見た目はカッコいいのですが、見る人はそれを日本語に解釈しなければなりません。例えばセレモニーと書いても、直感的に判断できないわけです。それならば漢字で挙式場と書いた方が、分かりやすいと言えます。

④見やすさ:パーティレポートなどで多くの写真をHPに埋め込んでいると、データ容量が大きくなって、すぐに開かなかったりすることもあります。また文章の量が多いのも見やすいとは言えません。それ以外には、トップに動画を表示することもありますが、家でゆっくりの時はよくても、何かをしながら動画を見るとストレスを感じます。そのために、一番上には持ってこない方がおすすめです。

⑤使いやすさ:ボタンの位置、場所、大きさで、予約数が変化します。

上記5 つのポイントを踏まえた上で、具体的に落とし込んでいくと、まず表示速度は3 秒以内。写真、テキストの割合は2 対1 。最後に止まるページのフッターには、多くのHPで見られるようなFBのリンクや会社案内、リクルート情報などを掲載するのではなく、次への誘導になるものを仕掛けとして置いておきます。ミッテのサイトでは、一番下に各ページのメニューが並んでいます。そこから、気になるページに移動できる仕掛けです。またメニューは縦一列に出てくるようにし、右利きの人が多いことを踏まえて、プラン特典など重要なページは右に配置。押し間違いがないよう間隔をあけるほか、閉じるボタンも上下に両方置いています。予約ボタンは幅3 センチ以上、縦1 センチ以上にして、見たときにすぐにわかるような表示にします。

 

その他に作っておいた方がいいページを紹介します。まず、ポータルサイトが特典ページ・特典コラムを強化していることから、公式サイトでも特典というカテゴリーは大切でしょう。フォトギャラリーも作成し、ポータルよりもたくさんの写真を掲載します。会場の特徴が明確に分かる、差別化ページ。最近ではコロナ対策ページも作っておくことをおすすめします。大手の場合は感染対策を分かりやすくHPでも紹介していますが、中小会場は作っていないことも多いため、安心感を高めるためにも重要です。

HPから予約されるかどうかについては、閲覧時間が大きく関係します。そこで、挙式、料理などのページは1分以上、プランページに関しては2 分~ 3 分。ブライダルフェアページであれば1 分30秒以上見られているかどうかを指標としていきます。全てのページでこれ以上の時間見られていると、予約数も伸びていきます。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1、11日号)