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連載3〔Yumi Katsura千里眼〕「恋人の聖地」で未婚対策(ユミカツラインターナショナル 代表取締役社長・デザイナー 桂由美氏)

連載3〔Yumi Katsura千里眼〕「恋人の聖地」で未婚対策(ユミカツラインターナショナル 代表取締役社長・デザイナー 桂由美氏)

 2006年に始まった【恋人の聖地】プロジェクト。普及拡大を理事として中心的に推進してきた桂由美氏は、次の展開としてどう結婚につなげていくかが大切と語る。地域・観光振興のコンテンツとして行政の期待が高まっている今、未婚少子化対策の切り札にもなるとの強い思いを抱く。さらに【恋人の聖地】の普及によって、プロポーズ文化を醸成させると共に、新たな海外ウエディングの突破口になるとその視野を広げている。連載3回目はその可能性を探っていく。

――2006年にスタートした恋人の聖地プロジェクトですが、現在はサテライトも含めると200ヵ所を超えるなど順調に増えています。

桂「行政が、恋人の聖地に名乗りを上げるケースは増えてきました。海岸や山、公園など、行政管理の場所が全体の3 分の2 にまでなっています。このプロジェクトの第一目標は、デートスポットになること。つまり地域活性化の施策として、若い人を招くコンテンツになっています。早い時期に手を挙げてくれた熱海では、もともと中高年齢層が行く場所というイメージもありましたが、現在は若い人も増えています。若者誘致の一環として、恋人の聖地を活用している。ブライダルの立場から考えると、さらに一歩踏み込んでデートからプロポーズ、そして結婚に繋がっていくことを期待しています。せっかく二人で行った思い出の場所であれば、そこでプロポーズをしよう。それが結婚にまでつながっていくわけですから。行政に対しても、地域観光振興の側面だけでなく、未婚少子化対策としても位置付けていくことを働きかけています。」

――プロポーズ、結婚までの取り組みを、積極的に対応しているところもあるようですが。

桂「恋人の聖地が地域の公共施設、観光スポットなどであるのに対し、単一企業に関してはサテライトの認定をしています。サテライトの中にはブライダル企業も名を連ねており、青山セントグレース大聖堂などプロポーズ商品の造成により、受注を促進し大きな成果を上げている事例も出ています。また松山市が参画している恋人の聖地、松山城二之丸史跡庭園の場合、結婚式の前撮りを実施し、年間500件、累計で3500件を手掛けています。それ以外にも夏まつりでナイトウエディングを実施している足利織姫神社や、福井・石川・富山の北陸3 県の恋人の聖地8 ヵ所が連携して、婚活を実施するなどといった例も。こうした取り組みを付加することで、より結婚に繋がっていくのです。」

――プロポーズ文化を高めていく上でも、恋人の聖地が果たす役割は見逃せません。

桂「せっかく恋人たちが集まる場所を認定しているのであれば、プロポーズの言葉コンテストをやるべきと提案し、2007年から開催しています。毎年コンテストには、芸能人のゲスト審査員を呼んでいますし、その人たちが親善大使にそのままなってくれているため、多くのメディアで紹介されています。注目が高まったことにより、今では全国から5000通の応募が集まります。当初は男性から女性に向けた【幸せにする】などの月並みの言葉も多かったのですが、最近時代を表わしていると感じるのが、女性から男性への言葉が増__ えていること。女性からのプロポーズが、賞をもらうケースも珍しくありません。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)