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連載10《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》同じ画角の写真を他会場にも合成ではめ込む

連載10《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》同じ画角の写真を他会場にも合成ではめ込む

前回に引き続き、レタッチによる写真の変化を紹介します。今回掲載している2 枚の写真は、ノバレーゼで撮影したものであり、新郎新婦を中心にゲストが周りを囲んでいる披露宴の様子です。2 枚の写真を見てみると、背景のバンケットは違うものの、ゲスト部分は一緒。初めに撮影したのは小さい写真で、新郎新婦・ゲスト部分を大きい写真の会場にはめこんでいます。

多店舗展開しているチェーン店は、毎回撮影するとモデルを10人以上手配しなければならず費用もかかります。合成の技術が高まっていることから、過去に撮った同じような画角の写真をはめ込んでいくのも一つの表現方法です。効果の高かった会場の写真を、部分だけ切り取り他でも展開。合成であれば15万円程度で可能になるため、コストを圧縮しながら、効果の高かった写真から選ぶことによって、ビジュアルを最適化しています。

撮影のコストが、この先のブライダル企業に重くなってくることは充分予想されます。コストが大きければ、撮影のタイミングも当然少なくなるでしょう。そこで大切なのは、偽りのない範囲で合成を駆使していくこと。並べてみれば分かるものの、展開している会場のエリアが異なれば合成とは分からないため、現実的な対応として今後考えていくべきでしょう。

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)