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連載❶M&Aのポイントを解説[INNOVATION LEADERS 代表取締役 村田理恵氏] 施設を売ることで会社再建の道筋も

連載❶M&Aのポイントを解説[INNOVATION LEADERS 代表取締役 村田理恵氏] 施設を売ることで会社再建の道筋も

 この1 年で、ブライダル業界におけるM&Aに対する意識も大きく変化しています。ブライダル以外の業界では、買い手側は大手上場企業が多いのですが、IRにM&Aでの拡大を掲げながら、実際にM&A担当者がいない企業も多くありました。会社を大きくするために「時間を買う」という発想を持つ中小企業の経営者も増えており、 なかでも20億~100億円規模の会社が社長自らがM&Aに積極的に対応するケースが出てきました。

当社がM&Aサポートを始めて4 年になりますが、それ以前は仲介業者がいなく経営者同士の繋がりで話が進むというのが一般的でした。当事者同士の場合、買収監査がきちんとできていないという例も見受けられ買った後に問題になるケースも多く、その為、基本合意から監査、最終契約まで安心な取引ができるようなブライダル業界でのM&Aの基本の流れを整備しました。

機密保持も含めて、このルールが今は少しづつ浸透してきたと感じています。一方、企業価値算定において、ブライダル用の算定基準も作りました。算定をブライダル業界用にすることで、売り手側の価値基準も明確になり取引がしやすくなります。

他業種の場合、事業継承者がいないという事例が多くあります。ブライダルでは、会社全体の成績が厳しい状況であっても、式場単体で見ると財務内容が優秀な施設があることも珍しくはありません。そこで事業の集中と選択を意識して、早い段階から式場の事業売却を選択する経営者様も増えています。戦略的なM&Aは、会社再建などにも有効で、残った事業に集中できるというメリットも含めて、M&Aを活用する経営者が増えています。(PR)

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)