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第8回《決め切れないネックを解決 新規接客のアプローチ術》結婚式開催を迷っているカップル編 結婚式を行うメリットとネックを基に提案【TRINITY BRIDAL 取締役副社長 池田 亜希子氏】
今回は、【結婚式開催を迷っているカップル編】です。
つい先日も、フォトウエディングをするか、入籍のみにするか、結婚式を行うのかを悩んだ状態で来館したカップルを案内しました。近年、結婚式をしなくても良いのではないかと、思い悩んでいる新郎新婦も増えていると思います。今回はそんな新郎新婦が、結婚式を行いたいと思えるような提案で解決していきます!
まずは、結婚式に対して新郎新婦はどう思っているのか、両親はどの様な意見なのかをカウンセリングでしっかりと把握していきます。大前提として、見学に来館している時点で結婚式実施の可能性はあるということです!
①結婚式を行うメリット
②結婚式を行う際のネック
上記2点を新郎新婦の意見を基に進めていきます。
①=例えば親のために結婚式を挙げようと迷っているのであれば、新郎新婦にとってキーワードとなる親を登場させた実際の結婚式をイメージ出来るような内覧を実施しながら、こんな話をしていきます。
「今の時代、結婚式をしなくてもいいかもしれません、しかし結婚式は自分達だけの想い出ではなく、親を含めた家族やゲスト全員のかけがえのない共通の想い出になるので、挙げた人は思いきって開催して良かった、諦めなくて良かったと言っていますよ」と。周りも含めた未来を想像させることによって、二人の結婚式を実施する意味や価値を見つけます。
②=二人が心配していると思われるネック(例えば、金銭面、準備の大変さ)に対しての解決策を提案します。
「二人がもし結婚式を挙げる場合に、何かネックになることはありますか。例えば、予算面であったり、準備に時間がかかりそうなど、気になることがあれば、是非ここで解決していきましょう」と提案します。
それが仮に予算面であった場合には、「何にどれ位かかり、ご祝儀なども考えると二人でどの位準備しておけばいいのかといった話しもしますね!」と、結婚式を挙げる上での二人のネックを先に解消していきます。先日案内をした新郎新婦も、結婚式を挙げたい気持ちはあるものの、不安があったことでそこを一つひとつ解決していきました。最終的には笑顔で結婚式を実施するという選択をしました。
結婚式を挙げなくてもいい時代の中で、二人が挙げる意味と価値を見出し人生のかけがえのない想い出を作れるように、しっかり成約へと結びつけていきましょう!
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)

