LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

第7回《新規接客 常勝軍団の作り方》メンバーの自己決定力を高める役割【ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏】

第7回《新規接客 常勝軍団の作り方》メンバーの自己決定力を高める役割【ニューバリューフロンティア 代表取締役 髙宮孝一郎氏】

前回、「マネージャーとしての在り方」について 8つのポイントが必要と、1 .リーダーシップ、2.コミュニケーション、3.成長支援について解説しました。今回は残り5 つを見ていきます。

4.問題解決

マネージャーは、チーム内の問題を早期に発見し、適切な解決策を講じることが求められます。問題解決能力は、チームの士気と効率を高めるためには不可欠であり、常に意識しなければなりません。何か問題があると誰かが感じれば、率直かつ速やかにマネージャーや他のメンバーに伝える(問題の認知)。問題の解決策について多様な観点からアイデアを出す(解決策の立案)。メンバーが自分事として解決策を実行する(解決策の実行)。マネージャーは、こうしたチームを作っていくことが求められます。マネージャーは何を問題として認知するか、問題の本質と解決策の焦点をどこに当てるか、何を解決策として決定するかを意思決定します。こうしたことこそ、マネージャーに求められる問題解決力です。

5.エンパワーメント

チームメンバーに責任と権限を委譲し、自己決定力を高めていきます。エンパワーメントにより、メンバーは自律的に働くことができ、結果として組織全体の生産性は向上します。

6.継続的な学習と改善

自分自身も常に学び、成長し続ける姿勢が求められます。最新のマネジメント手法や技術などの知識を積極的に取り入れ、チームと共に進化していくことが大切です。

7.モチベーションの維持

チームのモチベーションを維持するために、適切な評価と報酬を提供し、仕事に対する意欲を高めます。ポジティブな職場環境を作ることも重要です。

8.文化の醸成

組織の文化を理解し、それを育てる役割も担います。価値観や行動規範を浸透させ、一体感を持ったチームを築くことが目標です。

これらのポイントを実践することで、マネージャーは効果的にチームをリードし、組織の目標達成に貢献することができます。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)