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第3回《Yumi KatsuraのDesigner’s Talk》プロポーズから結婚式、どう繋げていくか【桂由美氏× 鈴木大輔氏(The Place of Tokyo)×浅井浩介氏(セントグレース大聖堂)】

第3回《Yumi KatsuraのDesigner’s Talk》プロポーズから結婚式、どう繋げていくか【桂由美氏× 鈴木大輔氏(The Place of Tokyo)×浅井浩介氏(セントグレース大聖堂)】

プロポーズの日を制定

「27年前に、6月1日をプロポーズの日にしようとしましたが、若い人たちから、ウィークデーにプロポーズする人は誰もいませんよと言われて(笑)、それで第一日曜日をプロポーズの日として記念日協会に登録しています。また、神戸ブライダル協会が、公開プロポーズを始めたことで、私も何度か訪れました。神戸動物公園では、男性がプロポーズの言葉を書いて鳩を飛ばし、離れたところにいる女性がそれを受け取ってみんなの前で読み上げ拍手喝采ということもやっていました。こうした企画を6月だけではなく、さらに何ヵ所かでやっているため、広がりができます。今回はプロポーズを手がけて成果をあげている2会場を招き、最近の動向をうかがうべく今日の対談になったわけですが、6月第一日曜のプロポーズの日には、ぜひ両会場にもいつもよりも多くプロポーズを手がけていただき、一緒に盛り上げてもらえれば。ところでプロポーズ対応は、いつからスタートしているのですか。」

浅井「2013年7月から開始しています。結婚式場がプロポーズを手がけるということに関しては、比較的早い段階からスタートしています。今はグループ全施設で、年間300件以上。特に青山のセントグレース大聖堂は、恋人の聖地サテライトでありプロポーズコンテストの会場としても使用してもらいましたので、認知も広まっています。恋人の聖地のモニュメントを撮影に来てくれるカップルもいますし、ひと月で約8件、12月のクリスマスシーズンは特に多くの問合せがあります。」

「プロポーズを始めようという発案はどなたが。」

浅井「グループトップの塚田正由記です。セントグレース大聖堂を建てるときに、表参道のシンボルにしたいという思いがあったようですし、現在は会社の方針としてもオケージョンの拡大を掲げています。多くの人に施設を利用してもらうため、プロポーズもその一環としてスタートしました。」

鈴木「当会場は、2012年開業で今年9年目になります。もともと商品はなかったのですが、東京タワーはデート、告白など節目々々に誓いを立てるということが日常的な場所。レストランも併設していますが、そこではあちこちで個々にプロポーズが始まっていて、パテシエのデザートプレートにも結婚しようなどプロポーズの言葉を依頼されることが非常に多かったわけです。せっかくであれば、より印象に残る告白をしてもらおうと、5年前に商品化しました。レストランで食事を食べてもらった後に、チャペルに上がってもらう方式で、3年前から年間250件程度を手がけています。」

 

――プロポーズプランの料金と、集客方法は。

人気の108本の花束

浅井「プランは5万円からで、ディナーが付くと9万円~10万円。花束などを入れた、パッケージを設けています。クリスマスの時期は、1組で40万円以上という人もいました。それこそ、小さい結婚式ができるのではと(笑)。当日のサプライズと、後々まできちんと残したいということで、男性がオプションにもこだわっていました。」

鈴木「当会場は食事付きで5万円から、2万円飛びで3コースを用意しています。その他にオプションとして108本の花束、リムジン送迎なども。」

浅井「当社も、108本の花束の受注は非常に多いです。アフターブーケにする人もいます。」

「108本の花束というのは何か意味があるのですか?」

浅井「永遠に(とわに)と読めるため、【結婚してください】の意味になると言われています。集客面では、ホームページからが一番多い。グルメサイトの活用もありますが。ほぼホームページ経由ですね。」

鈴木「レストランの媒体関係にプランを出していますが、その場合男性が店に対して直接の予約になってきます。ただ、プロポーズは誰かに相談したいということもあるはず。男性にとっては緊張もするし、一生に一度のことをどうしたらいいのだろうと悩むでしょうから。そこで、新しくランディングページを作成して、相談の窓口を設けました。専属のプランナーに繋いで、下見を兼ねて会場で相談に乗り、その上で契約というステップを強化したことにより、現在はそこからの集客がほとんどですね。」

浅井「当社でも、専任のプロポーズプロデューサーが打合せを含め、全面サポートしています。プロデューサーは事業所毎に配置していますが、こだわっているのは、想いを込めてプロデュースをすること。そのために商品も、オプション毎で細分化をしています。彼女を喜ばせるためにサプライズをしたという人がとにかく多いため、色々と選べるコンテンツを用意して、打合せを進めています。結婚式場ならではのコンテンツとして、写真、映像、演出など。例えばチャペル内でのプロポーズの時には、演出で聖歌隊を入れることもできます。扉が開いて彼女の好きな曲が流れれば、感動して涙する女性も多く、涙率は100%ですね(笑)。こうしたコンテンツをグループで内製化しているからこそ、プロポーズにおいても自社対応できるのが強みになっています。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)