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キーマンに聞く

第12回≪ヒト売り接客を劇的向上!! 【ブライダル・コミュニケーション塾】≫【雑談】は相手と心を通わせるためのツール 【トルチュリール 代表取締役 玉井美輪氏】
【雑談】というと、楽しく仲良く話さなければいけないという先入観を持っている人もいるんでしょうが、本質的には心を通わせるための大切なツールです。相手に失礼に思われないよう敬語はマストですし、初対面の場合には距離感もポイントです。雑談を通じて相手のニーズを引き出していき、会話のキャッチボールを進めていけるようになれば、安心感を与え提案したい内容も通るようになります。
私が司会打合せをする場合、最初の雑談は長くても2 分程度。新入社員であれば、名刺交換~挨拶~雑談~本題といった流れは関係性構築の基礎として必要ですが、そうなると打合せの時間もかかってしまいます。名刺交換、挨拶という第1 印象、第2 印象でしっかりと信頼を与える。これがまず前提にあって、すぐに本題に入ります。そこで雑談を交え、2 人の要望や好み、考え方、捉え方などをジャッジし、納得、満足、安心をしてもらえるアプローチを考えていきます。
つまり雑談力とは傾聴力、察知力など様々な要素がベースとなっているわけです。雑談から本題へというフローにしても、相手によってはすぐに本題を聞きたいという場合もあり、忙しい人であれば雑談の5 分も長いと感じます。雑談をしていても、全然盛り上がらないという時もあり、それは相手が求めていないと気付かなければなりません。だからこそ相手を感じ取ることが大切で、感じ取りながらどういう雑談をするのかも考えます。最近口コミでも多い【尋問】のような話し方も、雑談~本題というプロセスによって、新郎新婦がいざ本題で身構えてしまうことに原因があると言えます。
雑談の言葉の通り、【雑】に話をする人も見受けられます。ビジネスシーンでも、毎回天気の話ばかりをする人。「お忙しいですか」と毎回聞く人も、何も考えずに【雑】な話です。本来雑談は、相手に寄り添うためのツールであるからこそ人によって変化させるべきで、通り一辺倒の話が出るのは相手に寄り添っていないと思われます。
もちろん新人研修などでは、困った時には誰でも共通の話題として、天気の話をするようアドバイスをしたりもします。ただ5 年目、6 年目の経験ある人材がそうなっていると、何も考えていないという印象を与えます。雑談も含めて全てに共通しているのは、相手に寄り添うということであり、ただ喋ればいいというわけではありません。「雑談とは相手の聞きたい話をする」ことが重要なのです。
寄り添えば相手の心に橋がかかった状態となり、こちらが伝えたいことも気持ちよく納得してもらえる。そのための雑談が大切になってきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)

