LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

最終回《最新版オンラインウエディングの価値と魅力》『オンライン配信』で参列機会を増やす 結婚式の価値を多くの人に伝えていく 【エイトノット CSO 磯川涼子氏】

最終回《最新版オンラインウエディングの価値と魅力》『オンライン配信』で参列機会を増やす 結婚式の価値を多くの人に伝えていく 【エイトノット CSO 磯川涼子氏】

皆さんこんにちは。最終回の今号は、オンラインウエディングの可能性を改めて考察していきたいと思います。

2021年3 月から、当社がサービスを開始したオンラインの挙式参列システム『SanLet’s』。今夏には累計視聴者数が10万人に到達予定で、導入する星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコートは、受注率が60~70%で推移しています。このことからも、コロナ禍で現地参列が難しかった当時の代替手段ではなく、新しい参列スタイルの1 つということが感じられます。

サービスを利用した新郎新婦からは、「現地に呼べなかった多くの人に見てもらうことができた」という満足度はもちろん、アーカイブで式の様子を後ほどゆっくり見られることも好評。「リアルタイムでは見ることのできなかった、参列者の嬉しそうな表情が印象的だった」という声も多くなっています。

ゲストもまた同様で、「遠くの席からだと見にくい、新郎新婦の幸せそうな笑顔が画面上でしっかり見られた」など、高い満足度に繋がっています。オンライン配信は、いわばTVの野球中継のようなもの。観客席からでは見えない選手の表情や動きを、カメラがしっかり捉えられるイメージです。もっとも、「出産直後でどうしても現地には行けない中で、オンラインでも感動が十分伝わった」といった声も多くあがっています。

導入する企業側のメリットはどうでしょうか。実際に新規接客の段階からオンラインの挙式参列システムがあることを案内することで、現地に呼べないゲストや収容人数以上の大勢の大切な人に見守ってもらえることを、新郎新婦が初期段階からイメージしやすくなります。また、リゾートの場合は特に、打合せプランナーが当日現場に立ち会うのは難しいもの。当サービスを活用してサロンから式を見守ることで、スタッフのやりがいアップにも繋がります。

「オンライン配信=現地参列が減る」と考える人も中にはいますが、実際の導入企業も現地の人数に大きな変化はなく、プラスアルファでゲストが参加しています。結婚式の価値を伝えるには、やはり参列機会を増やすことが大切。そのためにも、オンライン配信の可能性は大きいと感じます。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月21日号)