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教えて!広報のお仕事~企業の『価値』を最大限届ける

教えて!広報のお仕事~企業の『価値』を最大限届ける

 『広報』の仕事と聞いてイメージするのは、プレスリリースの制作やメディア対応だ。そうした業務は広報の根幹部分になるわけだが、仮にトラブルが起きた際はリスクヘッジの役割を担うなど、責任も大きいポジションと言える。今号ではテイクアンドギヴ・ニーズ、エスクリ、ノバレーゼ(順不同)で広報として活躍する3名が、座談会形式で仕事内容をディスカッション。社外はもちろん社内に発信していく重要性、リスクヘッジの難しさなどポイントを聞いた。 

Q.1これまでのキャリア

木本「新卒で自動車会社に入社し、地方の営業などを経て広報に着任。その後8 年間はテーマパーク運営企業で広報と経営戦略を、アパレルに転職後も広報を主な業務としてキャリアを重ねてきました。T&Gに入社したのは昨年1 月。PRの責任者として採用となりました。」

松井「私はもともと京都の大学で職員として勤務していて、2003年ノバレーゼに入社。大阪のドレスショップで、コーディネーターとしてブライダルのキャリアをスタートしました。その後芦屋の結婚式場に異動し、レセプションを担当。2005年に東京本社へ異動し、採用と教育の業務に従事しました。2006年からはIRを担当し、2015年以降PRに就いています。」

村井「私がエスクリに入ったのは2012年。入社時もですが、それまでのキャリアは秘書畑でした。2016年10月にエスクリの中で広報室が正式に立ち上がることが決まり、それと同時に異動となりました。」

 

Q.2広報の仕事について

木本「イメージしやすいのが社外に向けた広報活動。自社商品やサービスのPRを通じて企業の認知を上げていくことですね。もっとも、その商品がヒットして売上がアップするだけでなく、上場していれば株価にも影響が出たり、採用活動でプラスに働いたり。広報からの発信が企業の様々な部分に跳ね返ってくることが面白く、そうした点でやりがいにもなっています。T&Gのスタッフがメディアに掲載されたとなると、本人はもちろん、私も嬉しい。何より掲載者の家族や友人まで喜んでくれるのは、広報としての仕事冥利につきますね。」

松井「最近ノバレーゼでは、人事系のリリースも多く出すようにしています。例えば有給について。消化率100%に向けて事前に年間スケジュールを組んでいるのですが、『働きやすい会社で検索したらノバレーゼがヒットした!』など、働く本人だけでなく家族の安心感にも繋がっています。プレスリリースの配信により企業の取り組みが紹介されて、ノバレーゼで働くことを周囲が後押ししてくれるようになるのは、まさにいい流れになっていると感じます。」

村井「エスクリも人事制度や福利厚生の発信に注力しています。人事部長がアイデアマンで、昨年『結婚式スタイル』の入社式を企画しました。新入社員の家族が “参列者”となり、自分の親にサービスマンとして食事を振る舞うというスタイルで開催。感謝の想いを込めた家族への歌の披露もありました。こうした企画が功を奏し、テレビイトで大きく取り上げられました。面白い内容でしたからできる限り多くの人に届けたいと考え、毎日WBSの担当者に連絡を入れましたね(笑)。アプローチをかけ続けたところ、前日に取材が確定し、放送された時はスタッフ全員で喜びました。取材依頼を出し続けたことが実を結んだ事例です。」

 

Q.3問合せ窓口は?

木本「店舗単体でやるイベントなどは、メディアから直接現場に話が持ちかけられることも。どんな状況なのかは東京本社の広報部と遠隔でやり取りし、企業全体の話であれば広報が動くようにしています。」

松井「ノバレーゼも同様です。当社は地方の出店が中心なので、ローカル局などの取材はその店舗が担当することもあります。とはいえ取材依頼の際は必ず広報に報告してもらい、どんな取材趣旨なのかヒアリングして、どのように答えたらいいかアドバイスしています。メディア対応にも“コツ”があり、分からないまま対応し取り返しがつかなくなれば、“リスク”が生じてしまいますから。」

村井「昨年の台風19号発生時の取材依頼など、各店舗で対応しきれない場合も多く、そうしたケースは一旦広報に集約される流れです。“台本”的な文章を用意することもありますし、支配人など誰が出るべきかなど、アサインもポイントの1 つになります。」

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)