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伊豆に全4室の旅館を取得【小野写真館】

伊豆に全4室の旅館を取得【小野写真館】

 フォトスタジオ、ブライダル施設を運営する小野写真館(茨城県ひたちなか市)は10月1日、静岡県河津町にある露天風呂付き高級温泉旅館【桐のかほり 咲楽】を買収し、宿泊事業に乗り出した。首都圏を中心に集客し、河津桜の名所や海が近いロケーションを活かした記念写真の撮影サービスのほか、ウエディングも企画していく。

――買収の背景は。

小野「もともと金融機関で働いていましたが、15年前に実家である当社を継ぎ、運営に着手しました。その頃からホテル事業を展開できればと考えていて、事業継承の案件紹介のサイトでこの旅館の売却情報を知りました。2階建て4室の小さな旅館で、1室2食付きの平均単価が8万円ほど。小型でも良いおもてなしや食事を提供できるなどの付加価値を高めていける施設であり、以前から私が描いていたビジョンにも当てはまったため、M&Aを決めました。競合他社も多くいたのですが、それまで高齢ながらも切り盛りしていた旅館経営していた夫婦に、『感動体験をこの先も伝えられる経営をしていきたい』と思いを伝え、事業継承を勝ち取りました。」

 

――新しいお祝いのカタチを創っていきたいと考えています。

小野「コロナで私達はもちろん、消費者も、考え方が変化したと感じます。自粛間中に長らく人と会えなかったからこそ、触れ合う価値が浮き彫りになりました。例えば少人数ウエディングは、『安くしたい』とマイナスに見られることが多かったのですが、少人数だからこそ本質に近づけるのではと考える人も増えています。大切な友人や家族と旅館を貸切り、セレモニーをし、屋外でのロケーション撮影、美味しい食事を食べるなど様々な『記憶に残る体験』を生み出していきたいですね。当社にはヘアメイクもカメラマンもいますから、内製できることも強みです。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月11日号)