LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

コミュニケーションの土台を養成する【エスプレシーボ・コム 代表取締役 安東徳子氏】
エスプレシーボ・コム(東京都中央区)の安東徳子社長が設立したホスピタリエ協会では、ホスピタリエ認定講座を展開。おもてなし、マナーのホスピタリティに対し、コミュニケーションをホスピタリエと定義し、新規接客・打合せの前提としてこの要素を研修している。
「売上・顧客満足度の向上、人材の採用・定着、社員の成長・モチベーション向上、職場環境・コミュニケーションアップなど、各社の課題に合わせてカスタマイズします。営業力、指導力、対話力、交渉力という4 つのコミュニケーションスキル向上を目的に、結果として新規接客の成約率アップに繋がっていきます。企業理念とホスピタリティを合体させることで、社内の共通言語化、価値観の統一化も進めていきます。」(安東氏)
ホスピタリエ認定講座はまず全社員を対象に行い、コミュニケーションの基盤としていく。東北の会場では社長も受講することで、研修で学んだキーワードを会議などでも使い、日頃から全体の理解を進めている。
1 ~ 3 年目の社員の場合には、コミュニケーション力の醸成により離職率抑制の効果ももたらす。その土台の後に、実務の新規接客研修、社員を導く立場のリーダーシップ研修、マネジメント研修も設けている。
「新規接客研修ではケーススタディに応じリマインドをしていきますが、顧客のインサイトにどうアプローチしていくかは最初に仮説を立てる力を身に付けておかなければなりません。例えば、ピンクの花を使いたくないと言われたとします。もしかしたら過去に何か嫌な思い出があるのか、ドレスをピンクにしたいからではなど、仮説を立てて聞いていくことが大切。そこでコミュニケーション能力は上がっていくわけで、土台を学ぶのがホスピタリエ認定講座です。」(安東氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

