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カクテルコンペで優勝【小川尚人氏】

カクテルコンペで優勝【小川尚人氏】

 CT Spirits Japan(東京都渋谷区)は、イタリア・ミラノのCAMPARI GROUPが設立した洋酒の輸入販売会社だ。160年の歴史を持つリキュール【カンパリ】を始めとする15種類のブランドを取扱い、日本市場でのさらなる発展を目指している。2018年開催の『第1回カンパリカクテルコンペティション』でアジア日本チャンピオンに輝いた同社ブランドアンバサダー・小川尚人氏に、カンパリの魅力、ブライダルカクテルの可能性について聞いた。

小川氏は23歳でバーテンダーになり、今年で11年目を迎える。ニュージーランド留学時にカクテルと出合い、帰国後、兵庫県にあるバー『エリクシル ド ロングヴィー』で修業。2018年に優勝した『第1回カンパリカクテルコンペティション』をきっかけに、同社のブランドアンバサダーに就任した。

――コンペで制作した『LunaRossa』への想いは。
小川「カンパリはその赤色からレッドパッション、情熱的な赤とも言われており、テーマを『愛』にしました。『Luna Rossa』でイメージした赤い月は、日本での印象は良くないものの、イタリアでは幸福の象徴とも呼ばれています。同年に亡くなった祖母が『ご先祖様が見守ってくれているよ』と話してくれたこともあり、縁起物だと考えました。バーは大切な人と大切な時間を過ごす場所でもあるため、そういった思い出を『愛』と表現。エルダーフラワーは悲しみに寄り添う、ベルガモットは燃える想い、グレープフルーツはピュアな愛、と花言葉も取り入れました。生クリームが入っていますが、フローズンカクテルにすることでベタな甘さにはならず、イタリアで有名なジェラートのような食感です。大切な人と、食後に楽しめる、そして私の祖母に捧げるたった1つのカクテルです。」

――結婚式での提供は。
小川「以前、私の友人が結婚ラッシュだった際、何度か余興としてオリジナルカクテルを作ったことがあります。制作期間は1 ヵ月ほどで、ゲスト全員が飲みやすく、花言葉などで新郎新婦に向けたメッセージなども考えながら、本番では100名にショートグラスで提供しました。サムシングブルーなどもありますが、食欲をそそるよう色はなるべく赤やピンクがいいでしょう。カンパリの赤は情熱的な愛、160年以上続く味は変わらぬ愛、ほろ苦さもあるため『愛って難しい』などのストーリー性を持たせることも可能です。今後、ブランドアンバサダーとしては『ブライダルカクテルと言えばカンパリだよね!』という認知も広げていきたいです。」

――商品展開については。
小川「私自身、レストランにレシピ提供もしています。ブランドイメージ、季節限定など様々なコンセプトに合わせたカクテルを開発し、一方で衛生面から卵白などの生ものの使用は控えるようにしています。現場スタッフはプレミックスと呼ばれる予め調合した原液を用いて、来店者に提供。ブライダルでもこうしたパッケージ化による展開は可能でしょう。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)