LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

エピソードを聞き出すスキル(テイクアンドギヴ・ニーズ ウェディングアドバイザー 有賀明美氏)

エピソードを聞き出すスキル(テイクアンドギヴ・ニーズ ウェディングアドバイザー 有賀明美氏)

 ――結婚式をプロデュースするには、『エピソード』を聞き出すスキルが必要です。
 有賀「人気の演出として挙げられるのが中座のエスコート。一方で、新郎新婦がなぜその人と退場したいのかをプランナーが知らないケースも多いわけです。例えば『おばあちゃん』という回答が新婦から挙がってきたとしましょう。重要なのは『なぜ』の質問を基に、エピソードを聞き出すこと。例えば、『両親が共働きでおばあちゃんっ子だった。おばあちゃんが作ってくれるオムライスが大好きで、この一品を超えるものは味わったことがないんです』となれば、一緒に退場する意味が出てきます。そこでプランナーから、『小さい頃の感謝をぜひおばあちゃんに改めて伝えてみませんか?』と声をかけてあげる。オムライスのエピソードを知らないまま結婚式当日を迎えたら、新婦とおばあちゃんが気持ちを交わさず中座するだけの話。本来込められるはずの感謝の想いが伝わらないのです。」

 ――このおばあちゃんとの中座の例での仕掛け方は。
 有賀「こうした新婦の小さい頃の思い出は、友人も知らないケースが多い。そこで司会やサービスなど全スタッフを巻き込んでいきます。例えば司会の人にそのオムライスのエピソードを事前に伝えておいて、中座直前にその話を列席者に向けてアナウンスしてもらう。おばあちゃんとのエスコートがゲストにも意味のある演出になり、新婦とおばあちゃんにとっては、思い出が色鮮やかに蘇るのです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)