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【TOPインタビュー】人に選ばれる企業(ブライダルプロデュース 代表取締役社長 今野竜太氏)

【TOPインタビュー】人に選ばれる企業(ブライダルプロデュース 代表取締役社長 今野竜太氏)

 ここ数年、既存店ベースでも順調な伸びを記録しているブライダルプロデュース(横浜市中区・以下BP)。その理由の一つに、人材の安定化がある。ベテランスタッフが結婚出産を経て復帰することも増え、培ってきたスキルを存分に発揮。さらにベテランと新卒の中間スタッフを、中途採用で補充しながら、組織全体のバランスも保っている。人材の安定化によって、一つ一つの結婚式に対する精度も高まり、結果業績にも好影響を与えている。人から選ばれる企業を目指し、制度改革などを推進してきた代表取締役社長の今野竜太氏が思い描く組織の理想像とは。

 ――既存店ベースでも前年比₅ %の伸びと順調に推移しています。その要因として、組織力の安定化をあげています。
今野「成果が出ている理由として、本社・現場も含めてひとつひとつの精度が高まっています。その原動力になっているのが、組織として人員的に安定していること。離職が減少する一方、中途などの流入が増えているのは大きいですね。いわば即戦力と言える人たちが、様々な企業から流入している。人材から選ばれる会社になっているのは、嬉しい限り。」 
――確かに業界内でも、中途でBPに入ったという話を頻繁に聞きます。条件面がそれほど良いというわけでないようですが、なぜでしょうか。
今野「当社は非上場企業であるため、目の前の数字にそれほど焦っていません。長い目で見ながら、本来の結婚式を求めるのが原点です。上場している会社をはじめ大手のブライダル企業が、様々な業態に進出しているという流れがあります。根っからブライダルが好きな人材が、本来の結婚式が出来る環境はどこかと考えた時に、安定して手掛けられる当社を評価してもらっているようです。入社希望者は、当社のことを事前によく調べてくれているという印象。毎年、新卒は70名前後を採用していますが、中途も同数程度を入れています。」
――中途採用に関して、人がいないから即戦力をすぐに欲しいという考えではなく、組織強化のために意識的に、かつ計画的に採用しているそうですが。
今野「新卒人材に関しては、売り手市場の中でそのクオリティも変化しています。また、業界全体の接客力も上がっているため、デビューの壁も高くなっています。新郎新婦の年齢自体も上昇している今、20代前半の新卒世代とのギャップも当然生まれてきます。だからこそ、教育に時間をかけてでも、ひとつずつ育てていくというプロセスが重要になっている。この新卒教育の点で、中途メンバーのフォローが不可欠と考えています。新人が多くて中間層がいなければ、教育を担当するベテランとの年齢差も開きが出てしまう。通訳になるべき人がいないという状態ですね。20代後半の中途スタッフはこの中間層でもあり、そこが充実していないと新卒も離脱してしまいます。当社では、新卒に中間スタッフをつけ、マンツーマンで接客を覚えさせています。ここまで、過保護に育てていく時代。新卒だけでも中途だけでもダメなわけです。バランスを保った採用により、組織が強化され、結果として企業力も高めていくという考えです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、新春特大号)