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【デザインに強い会社とは】会社の未来像が作り上げる世界観(トップ商空間デザイナー/ THE WHOLEDESIGN代表取締役 杉山敦彦氏)

【デザインに強い会社とは】会社の未来像が作り上げる世界観(トップ商空間デザイナー/ THE WHOLEDESIGN代表取締役 杉山敦彦氏)

 先日、オリコン顧客満足度ランキングにおいて、「会場選択に重視した項目」の結果が出ました。そこでは、「式場」がトップの14.73%を占めていました。この結果から、やはり式場のデザインが顧客の選択基準として大きな影響を与えていることが明らかになりました。
 ただ昨今は、施工費が高騰していることで、予算を抑える傾向にあることも事実です。本来、顧客が求めている要素を、軽視していいものでしょうか。そこで今回から12回に渡り、いかに施設デザインを高めていけるか。そのためには、どのような考え方が必要なのか。これまで多くの施設デザインを手掛けてきた経験から、伝えていきたいと考えています。

 これまでの施設デザインは、オーナーに強い想いがあり、しかもデザインにも興味があるためどんどん口を出していました。こうしたオーナーがいる会社は、想いがデザインにも反映され、その個性が評価を受けてきました。
 一方そうでない場合には、何をやるべきか、どうあるべきかがよく分かりません。そこで重視していたのが、今どんなものが流行っているのか。マーケットインの考えで、人気会場を真似したものを作ってきました。デザインは真似をした時点で、既に鮮度もピークを越えていることが多く、常にマーケットを追いかけなければならないという状況に陥ります。
 オーナー主導によるデザインに関しても、上手くいっていれば当然続けていくべき。ただ、時代が転換期を迎える中、デザインが飽きられてしまっている企業もあります。そうなるとリブランディングが必要なのですが、現実には場当たり的に細々としたリニューアルで凌いでいます。オーナー自身、デザインに興味があっても重要視しているかどうかが問われています。そもそも自社がどのような個性を持っているのか。ここのストーリー作りが必要です。会社としてどこを目指していくのか。10年後、100年後にどういう企業になっていきたいのか。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)