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【この人に聞く】いい結婚式の先入観を持たないこと【ウェディングプランナー 岡村奈奈さん】

【この人に聞く】いい結婚式の先入観を持たないこと【ウェディングプランナー 岡村奈奈さん】

 会場がすでに決まっている新郎新婦に対し、“第3者”の立場でカウンセリングなどを行うウェディングプランナーの岡村奈奈さん。カップルと会場プランナーの打合せに同行することもあり、式場関係者との接点も多い。そんな岡村さんが感じた、いい結婚式のイメージを元に“一方通行”になりがちなプランナーの問題点とは。話を聞いた。

 ――式場が決定した新郎新婦の打合せに同行することも多いかと思いますが、最近疑問に感じたことがあるそうですね。
 岡村「違和感を覚えたのが、接客が“一方通行”になってしまっているプランナーの存在でした。例えば両親への手紙。今も昔も定番の演出ですが、人気も変わらず高いです。見ているゲストも、『感謝の気持ちが伝わった』ともらい泣きをしてしまうことも多いでしょう。一方で、この演出を絶対に入れなければいけない理由はなく、手紙を読みたくないという新婦だってもちろんいるわけです。」
 ――岡村さんが言う“一方通行”の接客とは。
 岡村「仮に、『手紙を読むのはちょっと…』と躊躇う新婦がいるとしましょう。この新婦に対し、『手紙のシーンは感動的ですから、絶対に取り入れるべきです!親御さんも喜んでくれるはずですよ!』と、何も聞かずにいきなり言ってしまうのはいかがなものかと。新婦からしてみれば、自分の親のことを知らないプランナーに、『親も感動する』と言われても説得力が全くないわけです。手紙=感動的なシーンという、“イメージ”をベースに接客しているということですね。」
 ――つまり、いい結婚式のイメージや先入観をプランナーから一方的に押し付けてしまっているということですね。
 岡村「忘れてはならないのが、手紙のシーンだけにかかわらず、なぜその演出を入れたくないのかを深く探っていくというスタンス。言葉の裏に隠された顧客の心理を紐解いていくのが、プランナーにとって最も大切な仕事と言えるでしょう。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月21日号)