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《違いを生み出す広告写真の世界》#連載8 既存メディアからWEB・SNSに急速な移行【Do 代表取締役社長 遠藤正人氏】

《違いを生み出す広告写真の世界》#連載8 既存メディアからWEB・SNSに急速な移行【Do 代表取締役社長 遠藤正人氏】

 明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。

新年ということで、広告計画を立てているタイミングかと思います。これまでは、どの会場も掲載している情報誌を中心とした既存媒体で予算の80~90%の計画を立てるのも通常でしたが、最近の状況を考慮すると、果たしてそれでいいのかという疑問が生じます。消費者の行動が変化し、認知の取れる媒体も増えています。インスタ広告、リスティングなどネット広告にかける費用を増やしていくなど、来年度は久しぶりに広告計画も大きな変化が求められることでしょう。

 

消費者の認知行動の変化について、例えばこれまでの情報誌を買うという前提をどう捉えるか。結婚を決めてこれから結婚式を探そうという花嫁が、どれだけ情報誌を買いに行っているのか。ネットで会場を探す傾向が増えている中で、果たしてどのタイミングで雑誌を買っているか。その前提はコロナの影響もあり確実に変化しているのに、未だに何ページ出すかの議論が中心になっているのは根本的におかしいと言えます。

例えば、インスタグラム広告の効果がさらに高まっています。ノバレーゼの店舗の中で最も効果の出ているアマンダンヒルズでは、11月、12月の来館が情報誌からの数を超えています。全体の半分がインスタ広告になっています。2年前に当社を立ち上げてからノバレーゼのマーケティングを担い、最初にGoogleの広告代理店から始まり、その後インスタ広告を手がけてきたわけですが、既存の媒体から新しいメディアへの移行は本当に早くなっています。

実際にインスタに関しては、こんなデータもあります。当社で全体来館の350組を対象に、インスタをどう活用しているかのアンケートを取りました。結婚式をやろうと決めて式場を決める前のタイミング。めぼしい式場を探し当てたタイミング、式場を決めた後のタイミングの3 つで、インスタを見ていた割合を測定したものです。以前は、式場を決める前のタイミングではそれほど多くなく、インスタは集客に向かないと考えていたわけですが、直近では式場探しの段階でウエディング関係のインスタを見ている人が50%近くになっています。

式場のアカウントはこれまでイメージづくりを目的としていました。ところが、決定前に見る人が増えている以上、その段階でインスタをどう使うかを今後考えていかないとならないわけです。同時に消費者であるカップルが日頃接触するメディアが雑誌からインターネット、SNSに変化していれば、広告計画も練り直す必要があります。 もちろん、既存メディアを全て止めるということではありません。ここで言いたいのは、消費者の変化を考えると、自ずと計画の見直しが求められてくるということです。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1、11日号)