声色の研修を始め、話法研修、ノンバーバル研修、ビジネスマナー、営業・プレゼン研修、コーチング研修など40の研修プログラムを用意しているトルチュリール（川崎市川崎区）。元シンガーソングライターである玉井美輪社長の人脈を活かして、漫談家や舞台監督・元パリコレモデル、ボイストレーナー等の芸能のスペシャリストの講師陣が、伝える・話す・笑わせる・表現する・魅せるといったメソッドをビジネススキルに落とし込んでいる。また元CA、元一部上場企業の営業NO 1 社員、キャリアコンサルタント等の講師とのパイプにより、各社の要望に柔軟に対応できるのが強みだ。玉井氏自らで年間60回、外部講師担当の研修も含めれば、100回以上となり。幅広い業界の企業から依頼が舞い込む。　ブライダルの新規接客向上に関する研修は、多様なプログラムをカスタマイズした、プランナー向け【接客営業パフォーマンス1 UP】を展開している基本となるのは、声色、話法、表現などを活かした記憶に残る接客営業。トークスクリプトによって、どうしても型にはまりがちなブライダル接客だが、個性を活かしながら想いをのせて表現することは大切。春、夏、秋の声色の発声、それを接客現場でどう使うのかを始め、非言語部分の所作も教えていく。
「例えば来館したカップルに『おめでとうございます』とお辞儀をする際にも、声色を合わせることはもちろん、全員で同じ時間、同じ角度で行えば相手の印象も変わってきます。それこそ笑顔で挨拶をする際に、歯を何本相手に見せるのかも大切。第一印象は数秒で決まってくるからこそ、お辞儀一つの所作という要素も合わせて学んでいきます。」（玉井氏）
司会として年間150件以上現場施行を担当しているのも、強みの一つだ。声色をベースに、相手に好印象を与える話し方などを、ブライダルの経歴を活かして提供している。
「特に想定していない質問を受けた場合に、どのように応対するのかは知っておくべきです。小さい子どもがいるから専用の椅子を用意できるかと聞かれた際に、仮に会場になければお断りをするしかありません。ただそこで『ありません』と言うだけでは印象も良くなく、まずは受容をする言葉をかけるひと手間で全然変わります。そこは司会という仕事柄、現場での様々な状況に直面し、クレーム応対の経験もありますので、それをベースに研修を実施しています。」（玉井氏）　オリジナルで研修を作り込んでいるが、企業の状況に合わせ業務ともリンクさせながらロープレも実施している。
「名刺交換であれば、おもてなしの気持ちを表すための所作・表情・笑顔、目線。場合によっては階段、エレベーターの案内もあります。実際に電話応対や接客で使っているシチュエーションに応じて、表情と声色と心を合わせるため、事前にスクリプトも共有してもらいます。明日からすぐに活かせるかどうかを重視した、プログラムを組んでいます。」（玉井氏）

（詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号）