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《いい結婚式に繋がるプランニングのこだわり》新規からスタートする『プランニング』【ブラス エグゼクティブプランナー アージェントパルム 副支配人 藤井菜実氏】

《いい結婚式に繋がるプランニングのこだわり》新規からスタートする『プランニング』【ブラス エグゼクティブプランナー アージェントパルム 副支配人 藤井菜実氏】

プランナーの仕事って??

皆さんはじめまして!ブラスのエグゼクティブプランナー・藤井菜実と申します。今号から始まりました本連載。2ヵ月に1度の隔月連載として、結婚式を創るうえで私自身が大切にしていることを、事例を交えてお話ししていく予定です。第1回目の初回は〝エピソードゼロ〞として、私が考える、プランナーの仕事とは何かに触れていきたいと思います。

まずお話の前に、簡単な自己紹介を。学生時代、当初は教員を目指していましたが、ゼロから何かを創っていく仕事に憧れを抱いていました。そこで友人からウエディングプランナーの仕事と、『ブラス』という会社があることを教えてもらい、ブライダルの道に進むことを決意。新卒で当社に入社し、現在はエグゼクティブプランナーのほか、式場『アージェントパルム』の副支配人としても現場に立ち、社内教育にも携わっています。

では本題に参りましょう。皆さんにとって、『ウエディングプランナー』とはどんな存在、そしてどんな仕事だと思いますか?新郎新婦に寄り添う、二人を幸せにする、という言葉をよく聞きますが、もはやそれはあたり前のこと。いい結婚式を創るためには、『結婚式のプロとして、より良い方向へと導くこと』こそが、プランナーのやるべき仕事だと私は考えています。ここからは、より良い方向へと導くための、プランニングについても少しお伝えしていきます。

新規接客は0回目の打合せ

当社はウエディングプランナー一貫制なので、新規から結婚式当日までの全てを担当しています。そのため私自身、今も新規接客に立ちますが、入社して2〜3年目の頃は、思うように成約率が伸びない時期がありました。思い返すとその当時は、私の新規接客のゴールは『成約』になっていた気がします。そのため、新規で話す中身も一辺倒な提案ばかり。しかし、新規接客の最終的な目標は『いい結婚式を創る』こと。それに気付いてからは、新規は〝0回目の打合せ〞と捉え、「2人だったら何ができるか」をプランニングし、提案するようにしています。

カップルが自分自身の結婚式をイメージできれば、安心して結婚準備を始められますし、この2人にはどんな提案をしようかと考えると、私自身も楽しくなります。結果として、「この会場にお願いしたい!」と成約にも繋がります。結婚式のプランニングは、新規から始まっている。これは新規と打合せを分業している多くの会社にも、同じことが言えると思います。業界全体の目標は、『いい結婚式を創る』ことに尽きるはずですから。

成約に至った後はどうでしょうか。当社では打合せの回数が決まっていないので、新郎新婦に合わせた最適な回数・内容をプランニングしていきます。また、打合せでは、2人の考えや価値観、感覚を自分にインプットできるまで、話をたくさん聞いて、掘り下げていきます。一生懸命に結婚式を創るのも、カップルに寄り添うのもプランナーなら当然のこと。結婚式のプロである私たちの仕事は、この2人にとって本当にいいものはなんだろうと考え、導いていくことです。だからこそ、2人が見ている世界、感じている世界を、一緒に描けるように掘り下げることが重要です。そうした時間を経て、2人が想像しているよりも〝一歩先〞を提案することができるようになるわけです。

「2人が言っていたからこれでいいや」ではなく、私が結婚式のプロとしてより良い方向へ導いていく。自分自身がプライドを持って、結婚式を創ることも非常に大事だと思います。プランナーの自分が介在することで、2人にとってより価値のあるものになるこの仕事。大きな責任も伴いますが、それがやりがいにも繋がっていくと感じています。

次回連載は12月21日号の予定。いい結婚式を創るためのこだわりについて具体例を交えて深掘りしていきます。どうぞお楽しみに。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)