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◇◆SPECIAL INTERVIEW◆◇守るより「攻め」の変化を【ノバレーゼ 代表取締役社長 荻野 洋基氏】

◇◆SPECIAL INTERVIEW◆◇守るより「攻め」の変化を【ノバレーゼ 代表取締役社長 荻野 洋基氏】

 昨年、受注組数4010組を獲得、過去最高を記録したノバレーゼ。エリア制と共に、その要因となったのが宣材写真の変更。同社の荻野洋基社長が語るのは変化への挑戦だ。(後編)

 ――業績アップのもう一つの要因として、宣材写真の変更を挙げています。
 荻野「写真は大幅に見直しました。撮影するカメラマンもブライダルの仕事を経験したことのない人に変更し、いわば第三者の意見を取り入れながら、こうだという思い込みを払拭していきました。写真の変更により、集客は伸び、さらに確度の高い顧客の来店を促進できていると分析しています。」
 ――実際に変更した写真は、施設のリアルな姿を、しかも最も強調すべきポイントを表現しているイメージです。
 荻野「これまではどちらかと言うと、ブライダル施設の写真はこんな感じという「感覚」で採用していました。当初、カメラマンを変更し写真を見てみると、こんな撮り方があるのだと感心したものです。当社が大事にしていることにブレていなかったため、それならばやってみようと。スタッフからは賛否もありました。結婚式場のようではない、奇抜すぎるいった否定的意見もあり、一方でこれまでよりもカッコいいという声も。写真の変更は、受注が苦戦していた横浜モノリスから手がけましたが、厳しかったからこそ挑戦すべきだと。結果、横浜モノリスは受注数も前比180%に達しましたし、この成功を受けて他の施設でも対応しています。とは言え、全ての施設で変更した写真で行くかどうかについては、集客状況を見ながらの調整もなきにしもあらずですが。」
 ――写真という施設の表現方法を変更するということは、それまで培ってきたブランディングとの違いが出てくる可能性もあります。これは後継社長にありがちな課題かと思いますが、創業者が作りあげてきたものをどこまで変えて、どこを変えないか。この判断は大事です。
 荻野「変化させるということについて、私自身は今までやってきたブランドを守るという保守的な考えよりも、これから新たに作っていこうという気持ちが強かったのも事実です。勿論、プロパーとして新卒から会社にいますので、ノバレーゼのDNAは自分自身の中に根付いており、変化をさせても大きくはブレないだろうという自信はありますが。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月1日号)