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![[注目のTOP Interview]社内アカデミーでシェフを育成【プリオレストラン&ウエディングス 取締役社長 石見多恵氏】](https://bridalnews.co.jp/wp-content/uploads/2019/02/939feb9dc8ee552dbc4105b6ba501eeb-220x330.jpg)
[注目のTOP Interview]社内アカデミーでシェフを育成【プリオレストラン&ウエディングス 取締役社長 石見多恵氏】
昨年9月のホールディングス化に伴い、プリオレストラン&ウエディングス(本社:東京都中央区)の取締役社長に抜擢された石見多恵氏。大学時代に同社の結婚式場でアルバイトをスタートし、新卒で入社した。シェフの教育や、食フェスの企画・開催など、「プリオ一筋」の若きリーダーが追求し続ける、「食」へのこだわりを追った。
――昨年9 月、3年間の準備期間を経て、プリオコーポレーションから「プリオホールディングス」へと体制を変更しました。その意図は。
石見「理由は大きく2 つ。1つ目が、次世代の若い経営者を輩出すること。40代の人材を社長に抜擢することで、会社の若返りが可能になります。あわせて、その下に就く30代の役員や、20代後半の幹部候補なども誕生し、若いスタッフも経営者目線を持てるわけです。もう1つが、地域密着型の経営を目指すこと。当ホールディングスは、『ヴィラ・デ・マリアージュ』ブランドを中心に、関東周辺で南仏をコンセプトにした式場を展開しています。プリオウエディングスG&Nは群馬と長野、T&Sは栃木と埼玉、そしてプリオレストラン&ウエディングスは東京。エリアごとに経営を分割しました。」
――石見氏自身、さらに若い世代の意見をヒアリングすることを大切にしていると聞きました。
石見「『20代の会議』を、月に1 度、東京オフィスで実施しています。その名の通り、シェフなども含む20代のスタッフが10名ほど集まり、会話を交わすというもの。例えば、表参道の人気のカフェや、今話題のアプリなど。トレンドに敏感な世代のこうした他愛のない会話から、企画のヒントが生まれたりします。新郎新婦は20〜30代が多いわけですから、同世代のリアルな声や意見を聞くことが重要と感じています。次世代経営者の創出が目的のホールディングス化ですが、経営者目線だけでなく、現場で活躍する若い世代の意見も融合させて、企画していくことが大切でしょう。」
専門学校とのパイプ
――調理スタッフの採用難に直面するブライダル企業も多いですが、人材確保の現状は。
石見「学校と太いパイプを持っておくことで人材確保ができています。例えば、辻調理師専門学校。卒業生も当社で活躍していますし、その卒業生が母校に出向き、講義をすることもあります。一昔前は、料理人は先輩の背中を見て、技を盗んで成長するという世界でしたが、それはもう古い。担当するメニューだけでなく、全体のスキルアップが必要と考えており、当社では『プリオアカデミー』と題し、“学校機関”を社内に設置しています。現役シェフが校長を務め、受講生からも『校長!』と慕われています。肉や魚など食材をトピックにする場合もありますし、3 月には試験も実施しています。筆記と実技、面接で人柄もしっかり見て、合格すればスーシェフになれるなど。私たちは食事でもてなすホスピタリティー企業ですから、人となりを見るのも当然です。採用後、調理スタッフたちがさらに成長できる環境、教育プログラムを整えていくことが、会社としての責任です。」
――2017年9 月、六本木にオープンした「ENEKO Tokyo(エネコ東京)」は、スペインのバスク料理を提供しています。
石見「エネコ・アチャ氏によるスペイン、アスルメンディの本店は、ミシュラン三つ星を獲得しています。開業に先駆け、現地のエネコの元で当社のシェフも修行。1 品目は1 階のグリーンルームで一口で食べられるバスク料理をバスケットに入れて提供し、ピクニック気分を味わってもらいます。顧客は『面白い!』と驚きの表情と笑顔を見せてくれます。料理を単純に提供するのではなく、食事を『体験』に変える。エネコ・アチャ氏が大切にする、『レストランに来たことを忘れないように』という想いを、東京店でも受け継いでいます。その後、2 階のメインダイニングに移動し、3時間ほどかけて、ゆっくり食事を楽しんでもらいます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月1日号)

