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[新春 Special Interview]「想い」を繋ぐ再生案件【バリューマネジメント 代表取締役 他力野淳氏】

[新春 Special Interview]「想い」を繋ぐ再生案件【バリューマネジメント 代表取締役 他力野淳氏】

 ブライダル事業者の中でも、歴史的建造物などの施設の再生案件を得意とする、バリューマネジメント(本社:大阪市北区)。都市型施設とも言える「ザ・グラン銀座」も、「松坂屋からの再生のため、当社の強みを発揮できる」と、他力野淳社長は力説する。同氏が中長期で予想する、「本質が問われるブライダル業界」の姿とは。

  ――一昨年4 月にオープンした、「ザ・グラン銀座」が通期で本格稼働となっています。
 他力野「この施設の位置付けは、『宿泊部門のないホテル』。銀座は高さ制限のあるエリアのため、最高でも56mまでのビルしか建設ができません。そのため、シティホテルの参入が難しく、カフェを展開するにしても、高い賃料から、席数をできる限り設ける必要がありました。エリアの特性上、ゆっくりとくつろげる店舗が、なかなか作れなかったわけです。だったら銀座エリアでそうした商談スペースにもなるような場所を作りたいと。宿泊のない“ホテル”として、ロビーラウンジ、ダイニング、バンケットを所有。通期で稼働し始めて、現在は年間トータル15万人が足を運ぶ会場に成長しました。」
 ――一方で、ザ・グラン銀座が位置するGINZA SIXは、施設自体のオープン景気が落ち着いているようにも感じます。
 他力野「GINZA SIXは、メディアの露出も多く、開業当初、施設自体がたくさんの人で賑わっていました。一方、その人数に対応するために、オープン当時はエレベーターを6 階で乗り換える必要があり、当社の店舗が位置する13階までの直通エレベーターを設けることができませんでした。開店から3ヶ月間は、レストランのコース料理はあえてハーフにして、できるだけゲストを待たせないような工夫も。オープンから1 年半が経ち、“平常”が戻ってきたからこそ、時間をかけて接客できる環境がようやく整ったと言えるでしょう。」
 他力野「婚礼ももちろんですが、カギになるのがMICEやラウンジ利用などを含めた平日稼働。当社は歴史的建造物を活かした再生案件や、文化発信を得意としていますが、東京の一等地に建つ銀座店も同様と捉えています。実際に当社に出店の依頼が入ったのも、その点が理由の1 つでした。日本を代表する高級ショッピング街だった銀座は、ファストファッションブランドの進出など、大きな変化の局面を迎えています。変化を受け入れつつ、もう一度“品格”を感じられる街にしたいと。GINZA SIXは、松坂屋からのリスタートでもあるわけです。そう捉えれば、当社がこれまで培ってきた施設の再生案件のノウハウを活かすことができる。銀座はもともと日本有数の文化発信の地ですから、そうした意味合いも込め、レストランでは47都道府県の自慢の食材を使用することをコンセプトに掲げています。そこから各地の特産品などに、興味を持ってもらえれば。結果、その地域の活性化に繋がっていくはずですから。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)