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社内育成だけではノウハウの格差も生じやすい【sawan代表取締役 髙橋 和希氏】

社内育成だけではノウハウの格差も生じやすい【sawan代表取締役 髙橋 和希氏】

 少人数配属に対応した長期伴走型の外部研修を提供しているのが、sawan(大阪府吹田市)代表取締役の髙橋和希氏だ。基礎知識から実務までを段階的に習得させていく育成支援を行っている。

 「新人研修について、多いのは1人か2人をマンツーマンで見てほしいという依頼です。大量採用の企業というよりも、毎年少数しか採用していない中小規模の企業が中心であり、1ヵ月に1回、2週間に1回のペースで進めていきます。内容はまず用語や基礎理解から始めて、その後は実際の接客に同行しながら振り返りを行います。教えて終わりではなく、現場でどう使えたかを確認しながら進めます。6月頃から翌年4月くらいまでの1年計画になるケースが多いです。接客のペースは人によって違います。早い人と遅い人が必ず出るので、遅れている人にはメンタル面のフォローを行います。外部マネージャーのような立場で関わり、課題を一緒に整理もしています。」
 「新卒が毎年入る会社ほど研修を重視します。3~5年で人も入れ替わるので、スキルの循環を止めないため外部に継承を依頼するのは自然なこと。また、宴会部など他部署からの異動者の教育も依頼されます。一方で人数が10人規模になる場合は、ワーク中心にも変更しています。“顧客は誰から買いたいか”をテーマに考えるほか、会場の好きな点を100個出す、競合調査を行うなど、主体的に理解を深めてもらいます。」
 「社内育成だけでは、エースがノウハウをすべて共有しないということもありがちで、新人は中間層の教えで止まりやすい傾向もあります。外部が入ることによって、そうした格差を埋める役割になります。また限られた人数の中で教育を回すのは難しく、結果として属人的になりやすい。第三者が継続的に関わることで、基準を揃えることも可能となります。」
 「今後はAIを活用して自主学習できる仕組みを整え、現場で継続的に学べる環境を作りたいと考えています。単発の教育ではなく、日常の中で成長できる状態を目指しています」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)