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プランナーの仕事で大切な 新規接客の意義とその方法【トリニティブライダル ジェネラルマネージャー 本間 成慈氏】
トリニティブライダル(東京都渋谷区)のジェネラルマネージャー・本間成慈氏は、中小ブライダル企業の新卒スタッフを対象とした実践型研修を、8年前から継続して実施している。内容はプランナーの役割として新規営業も必要であることを伝え、その後の仕事に対するイメージのズレを解消している。
「クライアント企業の課題も踏まえ、最初に伝えるのは、ウエディングプランナーの仕事は入口と出口のどちらも欠けてはいけないということです。新規の大変さも、施行の大変さもどちらも必要な仕事で、それぞれの役割を理解してもらいます。レスポンスの速さや周囲への配慮も含めて、業界人としての基礎もここで共有します。続いて、人に物事を伝える難しさを体験してもらいます。言葉だけで図形を伝えるワークを行い、その後メラビアンの法則を説明。言葉の情報は一部しか伝わらず、視覚や聴覚が大きく影響することを理解してもらいます。結婚式は実物を見せられない商材も多いため、比喩表現の重要性もここで扱っています。」
「ただし、人によって価値観は異なります。伝えたつもりで判断してはいけません。確認不足はトラブルにつながり、会社の信頼を落とします。家族事情を把握せず演出説明をしてしまったケースなど、聞き取り不足で起きた例を共有しています。ズレを防ぐためには二つの確認が必要です。自分の伝えた内容は正しく伝わっているか、2人の話を自分で正しく理解しているか。この二重確認と報連相が信頼につながります。」
「固定概念を外すためのテストも実施。枠の中だけで考えると、答えに辿り着きません。提案も同じで、思い込みは提案の幅を狭めます。顧客満足は期待通りの提供ですが、期待を超えると感動になります。そのために、ヒアリングは不可欠。“どんな”では表面的なニーズしか分からず、“なぜ”を聞くと背景が見えてきます。」
「信頼関係の構築では距離感、共感、褒め方、バックトラッキングも扱います。共感は同調ではなく、言語化されていない感情を読み取ること。理解されたと感じた時に距離は縮まります。最後に社会人としての姿勢を伝えます。信頼は感情、信用は実績の積み重ねであり、日々の行動が評価につながります。小さな行動の積み重ねが次の仕事につながります。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)

