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キーマンに聞く

アレルギー対応を学べる書籍の出版【CAN EAT 代表取締役社長/CEO 田ヶ原 絵里氏】
アレルギー事故防止のために、ゲストにチェックをしてもらいそれを転記せずにプランナー、調理場まで一括共有するシステムを提供しているCAN EAT(東京都新宿区)。ブライダル業界でも各種システムとの連携が増えていると共に、安全な管理のために導入企業からの期待も高まっている。同社の田ヶ原絵里社長は、今年の2月、外食業向けのアレルギー対応に関する書籍を出版する。ブライダル事業者にも必要な対応策と共に、今後の流れを聞いた。
誤食事故の要因は転記
――結婚式でもアレルギー申告をするゲストの比率が増えている状況で、アレルギー事故防止のITサービスへの注目も高まっています。
田ヶ原「昨今、ブライダルも含めて、アレルギー誤食事故が非常に増えてるのも事実です。実際にブライダル会場からの相談も多くなっていて、把握しているだけでも100万円を超える賠償事例が発生しています。アレルギー事故の原因としては、ホテル・レストランの場合は原材料の確認ミスが多い。それに対し、ブライダルではコミュニケーションミスに起因した事故の割合がぐっと増えるイメージです。新郎新婦との打合せでは大丈夫という報告だったのに、直接ゲスト本人に聞いたら違っていた。ゲストのアレルギーチェックを、新郎新婦が転記する際に間違えてしまっていた。プランナーと調理場間の書類の受け渡しをする時に、情報が抜け落ちてしまっていたなど。誤食事故には様々なパターンがあるものの、何を抑えれば防げるかという観点で考えると、結局は転記しないということに尽きます。人はミスをするものなので転記の度にそのリスクは自ずと高まっていき、それならば本人からの申告をそのまま書き写さずに現場にまで共有するのが一番となります。転記をしなくても、現場にまで情報を共有していくオペレーションを実現するシステムを、当社では提供しています。」
――今年、アレルギー特定原材料の品目も、さらに追加されるそうですね。
田ヶ原「今年の3 月末に発表されますが、特定原材料に準ずる品目として、まつたけに代わってピスタチオが追加。さらにカシューナッツが特定原材料に格上げされます。つまり特定原材料はこれまでの8 品目から9品目に。全体でも28品目が、1品目追加されて29品目となります。ただ、4 月1 日からピスタチオが新たに追加されたからといってアレルギーチェックリストにピスタチオを追加すれば良いというものではありません。実は、その対応はやってはいけないことの一つです。というのも、原材料ラベルを確認しても、品目に入ったばかりのタイミングではピスタチオが入っているかどうかは表示されていないため、隠れている可能性もあるわけです。前提となる原材料を確認せず、チェックリストだけを追加記入するのは、リスクが却って高まります。」
――どのような対策が必要になるのでしょうか。
田ヶ原「慌てて対応するのではなく、きちんと順序立てていかなければなりません。これまでの経験から、メーカーの表示の切り替えは2 年程度が目安になっているため、キチンと全て調査できるようになってから切り替えていくという対処になります。こうしたことは、意外に知られていないことであり、それを解説しているのが今回出版する書籍になります。」
【書籍プレゼント】
田ヶ原氏が執筆した「アレルギー対応の教科書」を希望者にプレゼントします。プレゼント希望は、MAIL:info@bridalnews.co.jpまで、「書籍希望と」記入してご連絡下さい。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1日・11日号)
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