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カップルの〝幸せ〞のためにアルバムの提案を強化する【アスカネット 執行役員フォトブック事業部長 櫻井均氏】

カップルの〝幸せ〞のためにアルバムの提案を強化する【アスカネット 執行役員フォトブック事業部長 櫻井均氏】

「データでいい」という声もある中、いかにフォトアルバムの発注に繋げられるか。アルバムメーカーのアスカネット(広島市安佐南区)は、様々な改革を図っている。

カタチに残す価値を伝える 
――昨春からアスカネットにジョインしました。これまでのキャリアは。
櫻井「『カメラのキタムラ』のキタムラからキャリアを開始し、2008年にはアルバム事業などを手掛けるラボネットワークで社長に就任。その後コロナ禍で、ウエディングフォトスタジオの『studio LUMINOUS』を立ち上げました。フォトビジネスを中心にキャリアを重ねていて、別業界での経験もあることから、現在の写真業界を“俯瞰”して見られるのは、私の強みの1 つと考えています。」
――アスカネットに入ってもうすぐ1 年となりますが、様々な“課題”も見え始めているそうですね。
櫻井「少子化など社会的な課題もありますから、婚礼組数がここから先大幅に増えることはあまり考えられず、1 組当たりの単価を上げるのは重要施策。とはいえ写真においては、例えば500カットの撮影数を倍以上にする提案が全組にできるかと言えば、それはなかなか難しいでしょう。付加価値を付けた提案を通じてアルバム発注に繋げ、単価アップをしていく必要があると言えます。これに関しては、基礎部分のテコ入れで、まだまだ改善に繋げられると考えています。その1 つが営業スタッフのスキルアップ。忘れてはならないのは、ブライダル事業者における目的は新郎新婦に喜んでもらうことであって、私たちフォトアルバムメーカーからしてみたら、アルバムはその“手段”に過ぎません。目的と手段をはき違えてしまえば、『アルバムを買いましょうよ』としか言えなくなってしまう。『データで十分』というカップルの声も一定ありますが、家庭内に家族写真を飾ることで、『愛されている』という感覚を視覚的に得られることから、子どもの自己肯定感が上がるという調査結果も出ています。キッズフォトはもちろん、そこに婚礼写真があればなおよし。『ウエディングは家族のスタートとなる大切な節目の日。高額なものではなくてもいいと思うので、データはもちろんですが、ぜひカタチとして残してほしいと思います』と、新郎新婦の幸せのためを思って伝えていくことが重要と感じます。」
――撮影事業者の、人手不足も課題になりがちです。
櫻井「撮影会社は基本的に写真を撮ることで一定売上が立ちますから、人手が足りないとなればその後のアップセルに繋がるアルバム提案に時間を割くのが難しくなってしまうのも分からなくはない。そのためにも、撮影者やプランナーにとって“負荷”のかからないような資料を、私たちメーカー側で用意すべきでしょう。『最後に5 分だけアルバムの説明よろしいですか?』など、スムーズな接客環境をこちらから整えていくこともポイント。現場で何が課題かを把握し、それを解決できる“コンサルタント”を目指していきたいと考えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1日・11日号)
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