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キーマンに聞く

第11回《決め切れないネックを解決 新規接客のアプローチ術》会場見学からの迷子カップル編【TRINITY BRIDAL 取締役副社長 池田 亜希子氏】
今回の十一回目は、【多数の会場を見学して迷子になっているカップル編】をテーマにします。迷子になっているカップルの新規接客は、皆さん一度は体験したこともあるのではないでしょうか。せっかくの機会なので、出来る限り多くの会場を見学したい!というカップルはいると思いますし、その心理は充分に理解できます。もっとも、見学すればするほど迷子になり決めきれない。最終的には見学自体に疲れてしまい、妥協して決定してしまうというケースがあるのも迷子のカップルの特徴です。そんなカップルが1 組でも減るように、今回もしっかりと2 人の課題を出しながら解決していきます。
まずは、どうして多くの会場を回遊してきたのか、その理由を聞いていきます。そこには恐らく、いくつかの回答があるはずです。その上で、「では、今まで見学した中で候補に残っている会場と理由を教えてください」と尋ねます。残りの候補にも焦点を当てながら、2 人の求めている大切なものを深堀していきます。
迷子のカップルは、チャペルはA会場を気に入ったけれど、披露宴会場はB会場の方が良い。また、会場は良いけど予算(条件)が合わないなど、何かで迷っている状態でもあります。そんな2 人の気持ちに寄り添いながら、本音を引き出していきます。
その後にこんな言葉をかけていきます。「まずは2 人にとって本来は何が大切だったのか。もし妥協できるものがあるとするならば、それはどこなのか。一度整理した上で、本日の見学を行っていきましょう!」と。この声掛けによって、2 人の頭の中や気持ちは整理していきます。
同時に、この一言も忘れずに伝えるようにします。「やはり、せっかくの結婚式なので、2 人が一番ときめくような会場、その他にも当日をイメージ出来る、ゲストを招きたくなるといった、場所で挙げてもらいたいと願っています。今日は、その様な目線でも見学をしてみてください。」
結婚式の会場選びにおいては、実際に直感や気持ちが大切となります。それを2 人に思い出してもらってから、内覧をスタートします。
多くの会場を見学し迷子になっているカップルには、迷子になるだけの理由があります。その本音部分を探り、自身の会場と結び付けながら案内をしていくことによって、成約に繋がることは多々あります。自身の会場と2 人の希望を、会場見学を通じて結びつけ、最良な会場と理解されれば、成約につながっていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

