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キーマンに聞く

ChatGPTセミナーを4月から開催 社員全員が業務に活用【ウィーブ 事業運営本部本部長 太田大資氏】

ChatGPTセミナーを4月から開催 社員全員が業務に活用【ウィーブ 事業運営本部本部長 太田大資氏】

ブライダル映像撮影、引出物システムを展開しているウィーブ(大阪市北区)は、本紙と合同で【ブライダル業界向けChatGPT活用セミナー】を4月からスタートする。2ヵ月連続の2回セットで、来年3月まで合計6回開催。業務効率化の必要に迫られているブライダルの現場において、ChatGPTをどのように使っていくか。実際に業務に活かしている同社の取組みについて、セミナー講師を務める事業運営本部本部長・太田大資氏に聞いた。

半年で効率化を果たす

――ChatGPTセミナーの開催に至った経緯とは。

太田「当社はこれまで、映像撮影、ギフトシステムを通じて数多くの会場と取り引きしてきましたが、ブライダル現場の業務効率化は喫緊の課題だと感じていました。システム会社でもありますから、AIを使って業務効率化をサポートできればと考え、セミナーを企画。当社では昨年秋、社員全員にAI研修を受講させました。まだ半年ですが、様々な面で効率化に繋がっていて、その事例は他社にとっても参考になると考えています。」

――実際に、どのように活用していますか。

太田「部署や役割によって異なるものの、パートも含めて全員で共通しているのは顧客対応のメール文書の生成です。問合せが入ると、内容を読み込ませ生成AIで文書を作成し返信。相手の背景、温度感などを考慮したメール返信は知識と経験が求められ、それを補うために上司、先輩のチェックも必要でした。ChatGPTを活用することで返信は均質化され、スピードも格段に早まっています。」

太田「問合せ内容は分類出来ますから、それぞれテンプレ化をしています。また【出来ません】ということを伝える際に、経験と勘に頼って、相手の温度感が高ければ丁寧な言い回しをする一方、温度感が低ければそこまで対応していなかった面もあります。温度感に対するさじ加減もAIが判断してくれると共に、温度感の低い場合でもキチンと代替案を提示するなど、CS向上に役立っています。」

――マネジメントの負担も大幅に解消されます。

太田「そこは非常に大きく、スタッフからの提案書についても、まずはChatGPTに添削をかけたかどうかを確認しています。トラブルが発生した場合の相談も、まずAIで対応方法などを確認してみて、その上でマネジメント層がアドバイス。スタッフにとっては秘書のような役割になっていて、そうなるとマネジメント層は最終的なジャッジメントに集中できるというメリットも生まれます。」

――こうした実践例は、他でも参考になります。

太田「ダイレクトレスポンスマーケティングという手法があり、それに基づいて提案書を作れば飛躍的に提案力は上がると言われています。ただ実際に使いこなしていこうとすれば、時間をかけてこの手法を勉強しなければなりません。ところがChatGPTにこの手法で提案書を作るよう指示を出せば、専門家のように回答を生成。つまり、自らはこうした手法があるということを知っているだけでいいわけです。AIは膨大な知識を持っている専門家であるからこそ、使っておかないともったいない。セミナーを通じて、より気軽にChatGPTをスタートしてもらえればと考えています。」

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月1日号)