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連載22〔最新ブライダルマーケティング術〕HPを予約コンテンツにリニューアル【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】
今年に入り、会場HPのリニューアルに関する相談が増えています。昨年は一年で5 件だった受注も、今年は既に15件と一気に増えました。その背景を考えると、ゼクシィの効果が落ちCPAも上昇しているため、これまで以上に自社集客強化の気運が加速していると考えられます。またHP経由は成約確度も高いため、今一度リニューアルによって効果を上げていく傾向は今後も進んでいくでしょう。
リニューアル前のHPを見てみると、多くの場合、ブランディング要素の強さが課題になっています。イメージ、デザイン重視であるがゆえに、肝心のコンバージョンツールとして機能していない。予約コンテンツとして捉えていない会場のHPは、導線の設計もきちんと整備されてなく、効果も上がらない。例えばブランディングコンテンツが目立ち、予約に繋がるフェア・プランまでの導線も悪く発見性の低いケース。その他にバナーだらけで見づらい、スクロールも多いなど、モバイルフリーの作りになっていない場合もあります。
また、フェア・プランの詳細ページを設けていても、ゼクシィに載せているような幅広い情報や特典を掲載していないHPも見受けられます。これではユーザーのニーズを満たすことはできず、予約には繋がりません。ブランディング要素が強い=会場の雰囲気やイメージといった自社のアピールばかりになってしまうのも課題であると言えます。最終ゴールとなる予約に辿り着いてもらうためには、ユーザーにとっての嬉しい情報整備、使いやすい設計としなければなりません。
HP経由は、成約率も高い傾向にあります。ゼクシィ内の多くの会場を見比べるのではなく、その会場を目的に調べてくれているわけですから、温度感が違うのも当然。実際に当社でリニューアルを行った会場では、コンバージョン数だけでなく成約率も大きく高まっています。
東京丸の内の会場の場合、それまでHP集客数が月0 ~ 3 件だったのが、リニューアルによって13件~14件にアップ。成約率もそれ以前の15%程度に対し、現在は35%にまで上昇しています。HP集客比率が以前の一桁台から現在は40%を占めるまでになったことで、成約率を引き上げています。地方会場でも実績は高まっていて、四国の会場ではそれまでの月3~ 5 件の予約に対し、3 倍以上の15件まで増加。成約率はHPだけの効果ではないものの、それでも40%から60%に上昇しています。
HPのコンバージョンを作るには、質と量の2 軸で考えなければなりません。質はインプレッション数、ユーザー数で、量はWEB広告。次回はこの質の部分の細かいポイントを考えていきます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)

