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企業理解に導くオープンカンパニー【ブラス 人材戦略グループリーダー 南 あゆみ氏】
採用のコンサル業務展開1回90分で7、8回実施
ブラス(名古屋市中村区)の人材戦略グループリーダー・南あゆみ氏は同社の1 期生として入社。プランナーを7 年務めたのちに、13年前から人事を担当している。ワンチャペルワンバンケット、一日2 回転、一貫制という独自のスタイルを貫く同社だからこそ、採用においてこだわっているのは企業理解。こだわりの結婚式作りに、どれだけ共感してもらえるかを前提に、採用活動を進めている。
「企業理解を深めてもらうために、オンライン・対面で実施するオープンカンパニーを重視しています。ブライダル業界での特徴的なこだわりも、就活において特に大学生にはどんな違いがあるのかも分からない。例えば当社はプランナーが当日にキャプテンの役割も担っていますが、その意味はもちろん、そもそもキャプテンとは何かも知らないわけですから。そこでプランナーの仕事内容からスタートし、完全貸し切り、一貫制はどのような仕組みで意味があるのかを、7 、8 回のセミナー形式で紹介しています。」(南氏)
オープンカンパニーは、1 回あたり90分。大学生の最近の傾向を踏まえ時間も短縮していて、以前は3 時間を費やしていた時期もあった。一番早いプログラムは3 年の5 月からスタートし、さらに就活開始のタイミングに合わせ夏から、秋からの3 段階で実施している。夏休みの時期は、会場見学も合わせて対面でも開催。中には全てのプログラムを受講する学生もいて、その後の説明会、面接でも熱量高く参加している。
同社の新卒採用のもう一つの特徴は、書類審査を実施していないこと。説明会に来た人はエントリー後に全員選考に入れていて、書類では分からないからという創業当時からのこだわりだ。プランナー、ドレス、厨房の1 職種200人を上限に、3 クールで対応している。
「最終面接は全員、社長の河合達明と一対一で実施します。企業理解が浅いと一発で見抜かれますし、独自の路線に共感してくれる人かどうかを社長自身が判断しています。」(南氏)
こうしたスタンスで採用活動が進むため、選考途中での離脱や内定辞退率は、一般の数字に比べて低いのも当然。また、新卒採用では不採用になったものの、どうしても入社したいからと、別の会社で経験を積んだのちに中途で再びトライしてくる人も少なくない。
ここ数年増えてきたのが学生アルバイト(PJ)として働いていて、そのままエントリーし新卒入社するケースだ。彼らは実際に働いていた経験から企業理解も深く、ブラスの結婚式への共感もある貴重な存在。採用時期になると、各店舗でPJに対し声掛けもしてもらっている。
「以前からこうしたケースはありましたが、ここ数年学生の数が減少し、採用自体難しくなってきたため、そのありがたみは際立ってきています。PJが採用エントリーしてくれるのは、それだけ当社のファンになってくれているという証明でもあり、今後も増えていって欲しいですね。」(南氏)
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)

