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連載16《3分で分かる!ブライダルのDX成功事例》業界全体のITリテラシーを上げていく ChatGPTなども活用し効率化を図る【TAIAN 取締役 COO 米倉元気氏】
システム連携も進む
施行繁忙シーズンも終わり、早いもので今年も残り20日ほど。2024年の締めくくりとして、今号はブライダル業界におけるITリテラシーをトピックにしてみたいと思います。
私自身は異業種から転職し、現在は日々式場の皆さんとコミュニケーションを取っていますが、ブライダル業界全体のITに対する興味・関心度合いは上がってきたという印象があります。人手不足の背景などもあり、ブライダルシステムの会社が成長しているのも、その要因の1 つではと感じます。実際、異なるシステム会社が開発するシステム同士の連携も増加。当社が展開するAll in One婚礼システム『Oiwaii(オイワイー)』、と、Web招待状・席次表の『Concept Marry(コンセプトマリー)』においても、CAN EAT社の提供するアレルギーヒアリングシステムとの連携が、今秋からスタートしています。連携を通じ、式場の皆さん、ひいてはその先にいるカップルに、より良いシステム環境を整えていきたいとの想いを持っています。
婚礼基幹システムを作っている会社は、当社からしてみれば“競合他社”とも言えます。「ブライダル業界を良くしていきたい」という、目指すべきゴールに改めて立ち返った時、業界全体のITリテラシーを上げていくことは、極めて重要なのではと感じます。
ブライダル特化のものに限らず、Slack、Notionなど様々なツール、システムが世の中に多く出てきているこの時代。システム会社である私たち自身も、日々の生活や業務において、こうしたものを積極的に取り入れてみるようにしています。
分かりやすい一例が、『ChatGPT』。個人的な使い方でいくと、「米倉元気がX(旧Twitter)でつぶやきそうなことを、200文字程度で10個出して」というと、ネタになりそうなヒントを瞬時に得られます。ブライダル業界での活用事例としては、例えばクレームメールの返信。「どうしよう、なんて返そう」などと悩んでしまうのも分かりますが、「早急に対応にあたっていますよ」という意味でChatGPTにメール案を作ってもらい、すぐに返信。その間にマネージャーなどと情報共有し、しっかりとした対応に向けて動くこともできるでしょう。
議事録の要約にも活用
そのほかにも、議事録を取れるようなシステムを入れてみるのもオススメです。私たちも打合せ時に会話に集中してしまい、必要事項をきちんとメモとして取れていなかったというケースもありますので、まずは音源を録り、「○○さんの発言を中心に要約してほしい」とChatGPTに投げると、一定の欲しい情報を得られるといった使い方をしています。
ChatGPTのほか、例えば打合せ日程を調整できるものなど、世の中には多くの便利ツールが出回っています。労働人口の減少を大前提とし、ブライダル業界は働き手の確保が今後さらに難しくなっていくことを考えると、一定のシステム化、ツールの活用というのはやはり重要。少ない人員で効率よく、いい仕事をできるかが、より求められてくると感じます。
気軽に試せるツールなどは特に、まずは使ってみることをオススメします。自身や会社に合わなければ使用をやめればOK。実際に使ってみることで、得られる成果もあるはずです。
ブライダル業界のITリテラシーはもっと上げられるのではと、改めて強く感じます。来年以降もIT、システムなどの様々なトピックスを連載でお伝えしていければと思います。良いお年をお過ごしください。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)

