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キーマンに聞く

連載16 撮影は必要な時にスピーディーに対応【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】
当社はWEBを中心としたマーケティング会社であるため、戦略を変えたいといったクライアントからの希望に応じて撮影も手掛けています。その際に、撮影料金は30万円から対応。これはマーケティング視点を重視しているためです。
通常、会場撮影は300万円に近い予算となり、多額であるがゆえに数年に1 回の撮影頻度になってしまいます。それだけの費用となれば予算計画に基づいて進めていかざるを得ないわけですが、果たしてそれで、刻々と変化するブライダルマーケティングの環境に付いていけるでしょうか。マーケティング視点からすれば、市場の変化にスピーディーに対応することは不可欠であり、仮にHPを変更しようという場合、そこに使用する動画、画像もすぐに変えなければなりません。つまり、変化に対応するには即時性が重視されるという考えの下、撮影料金も抑えて提案しています。
マーケティング視点からの撮影という点では、成約率を高めることを重視しています。実際に静岡の会場では、それまで 32%であった成約率が60%前後まで上昇。これは、来館層がフィットした結果です。それまでは4 つ程度のペルソナを想定して訴求していたのに対し、新たな戦略として2 つに絞って撮影を実施。ゼクシィのフォトギャラリーのカセットも、それに合わせて作成することで、より会場に合った集客を実現できました。
撮影前には、会場の強み出しであるUSPセッションも実施します。10時間程度実施し、その上でどのような写真を撮影するかを決定していく。撮影した写真を、それぞれHP、SNS、ゼクシィに落とし込んでいくというイメージです。
ちなみに、30万円でゼクシィの1 カセット分の撮影を依頼されるケースもあります。カセットはターゲットを明確に訴求していく上でも非常に重要であり、それに合わせてトンマナを揃えなければなりません。例えばカジュアルW層を訴求したいカセットであれば、新郎新婦+友人ゲストが談笑するような写真を一つにまとめながら、色も統一します。これも、必要な時に必要な撮影をスピーディーに対応していく、一つの事例となります。
最近はインスタ用の画像の撮影依頼も増えています。インスタの場合にはリアルな写真を求められる傾向から、あえてレタッチをしないことも大切。またHPは動画の反響が高いことから、画像のみならず動画も提案しています。その点では、媒体に応じて求められる撮影は異なり、かつどこに注力していくかのタイミングもバラバラであるため、この点についても低価格で適宜撮影できるメリットを生み出しています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)

