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連載4《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》新婦は洋装、ゲストが和装を着用
最近、和婚の需要が増えていると感じます。コンテンツの一つとして和婚を訴求していきたいという会場も多いのですが、若い人にヒアリングをすると、いわゆるトラディショナルなものは重たいイメージで敬遠されがち。いわゆるライトな和婚が人気であり、撮影をする際にも軽やかさを提案するようにしています。
今回の写真は、明治記念館です。本来であれば新婦に和装を着させるものですが、この写真では新婦は洋装、ゲストを和装に。明治記念館は明治神宮挙式も多いことで、全体としても和装の多い式場です。ただ新しい儀式殿もあって、洋装をアプローチしていきたいという希望がありました。和をキッカケに来館しながら、洋もできるとなればターゲットはその分広がっていくため、あえて洋装を新婦に着させたという経緯があります。
ただ、そこに写っている全員を洋装にしてしまうと、逆に他会場と代わり映えのしないものになります。そこでゲストを和装としました。こうした写真でよくあるのが、着物姿の親や親族を入れるケース。ただ、黒留袖を着用している写真は、軽やかさのイメージに繋がりません。若い女性ゲストの華やかな振袖姿を写しながら、奥にはドレスのゲストも配置するなど、軽やかかつ和の雰囲気を出しています。
場所はバンケットの脇のラウンジスペースで、披露宴の最中にそこも使えるということを表現。また右側のテーブルには、和を感じさせるデザートを置くことによって、イメージを高めています。この写真を当社のインスタに掲載したところ、いいねの数が通常のものよりも倍に増えるなど、人気を集めています。
和装の強い会場では、これまでトラディショナルの和を強調する写真も多かったわけです。最近ファッション業界のキーワードとして、【エフォートレス】という言葉が注目されています。これは肩の力を抜くという意味であり、特に若年層の世代に対してはこうした軽やかな写真も大切な一枚になります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)

