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最終回《PDSに学ぶ 業務効率化のいろは》勤務時間の上限をルールとして設定【Plan・Do・See 本社所属 IT部門 マネージャー 浅野一郎氏】
皆さんこんにちは。全7 回の連載も今号で最終回。今回はブライダル業界における業務効率化を、改めて考察していきたいと思います。
「人手が足りず業務効率化を図りたい」、「システムで情報を一元管理したい」。業界全体の課題でもある人材不足もあり、昨今はこんな声を特に多く耳にするようになりました。実際に当社も、コロナ前からのここ数年で業務効率化に着手。様々な施策が花開いてきたと実感しています。PDSにおける業務効率化を改めて振り返ってみると、流れが少し違っていたことが挙げられます。多くの企業が効率化を図る→その結果残業時間などが減るといった構図かと思いますが、まず当社は「勤務時間はここまで」と上限を設定。その上であぶり出された課題を一つひとつ“潰し”、結果として業務効率化になるという流れでした。もっとも、「業務時間が減ったので売上と利益も下がった」という考えはNG。いわば、限られた勤務時間の中で数字を上げるという、“矛盾”を取り扱うようになりました。その結果、業務内容の何が課題でどうすれば効率よく働けるか、かつ顧客満足度と売上に繋がるのかを、各ポジションそれぞれのスタッフが自分ごととして捉え、様々なアイディアを出しました。その1 つが、前号でも紹介したメールオペレーター。当社は各施設の代表アドレスでメールを受信し、メール返信特化のポジションを作りました。プランナーはプランニングに集中できるようになり、より質の高い提案が可能に。
その結果、CSと単価アップに繋がるというプラスの流れが生まれています。現在はGoogleドライブも積極的に活用していますが、これも取り組みの1 つ。「やってみてダメだったら戻してみればいい」という、いい意味の“軽い”考え方で、積極的にトライ&エラーを繰り返していきました。
また、業務効率化においてはデータの管理も欠かせないでしょう。当社で導入するシステム『phorbs』は情報の一元管理が可能で、検索性の高さなどから情報を探す時間を大幅に削減することに成功。情報に限らず、売上が好調な施設は店舗のオフィス部分が整理整頓できているケースも多いです。
効率化を図ることで、組織も筋肉質になり、一人あたりの収益を上げていく。労働人口がさらに減少していくからこそ、この考えが改めて重要だと感じます。7 ヵ月間ご愛読ありがとうございました。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月21日号)

