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キーマンに聞く

連載2《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》自然体を写し出す撮影テクニック
今回取り上げるクリエイティブは、ノバレーゼの運営する高崎モノリスの写真です。9 月に撮影し11月から広告に使用していますが、集客も好調で昨対比で10%増になっています。また、この写真のような撮影をして欲しいという、クライアントからの依頼も増えています。
よくあるビジュアルであり、ナチュラル、自然をキーワードに木漏れ日を描写しています。特徴は、いかに『みずみずしさ』を表現していくか。例えばデザートのテーブル、手前の二つのテーブル、さらにテーブル下の地面にもまだらの影があります。本来であればその手前に木がないと木漏れ日は落ちてきませんが、実際に木はそこにはありません。レタッチ、合成ではなく、現場で葉の付いた枝を持ち自然光とテーブルの間に入れて、光を落としていきました。これは撮影テクニックの一つです。
木漏れ日を表現するためにレタッチで対応するケースもありますが、その場合違和感も生じます。よくあるのは、太陽の位置に対して、絶対にそうした感じにはならないというような写真。その点、実際の太陽光を使っていることで、よりリアルに近い一枚を表現できます。
奥の池にも注目してみてください。ガーデンの池などをそのまま撮影しがちなのに対し、この写真は水面の線をしっかりと写し込んでいます。実はこれもレタッチではなく、奥から棒を使ってじゃぶじゃぶと波を立たせています。こうした細やかなテクニックで、景色の写り込みにも本物感が出てきます。
ゼクシィに掲載されるビジュアルの最近の傾向として、緑豊かな会場の写真が並んでいます。同じような写真も多い中で、他と見た目をどのように差別化していくかは重要。例えばドレスの光の反射も、レタッチではなくまばらに光が落ちている自然体を写しだせば、昨今の花嫁に好まれる一枚になっていきます。いわば情緒が表現されることになり、インスタの広告などでも気の利いたコピーを入れるときに、合成のデジタル写真よりも相性がいいと言えます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)

