LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

花嫁投稿を活用したマーケ【J’adore Wedding 代表取締役 坂井夏子氏】
結婚式場探しのカスタマージャーニーのスタートが、自分と価値観の近い花嫁のインスタに変わってきている。他花嫁のインスタ経由で式場に辿り着く流れを踏まえて、今後は会場で結婚式を挙げた花嫁たちにアンバサダーになってもらう施策が必要との声も聞かれる。そこで感度の高い花嫁ネットワーク『ウェディングソムリエ』を運営するJ’adore Wedding(東京都港区)の坂井夏子社長に、インフルエンサーマーケティングのポイントを聞いた。
業界外企業とのコラボ増加
――ウェディングソムリエアンバサダー制度の特徴について教えてください。
坂井「高感度層の女性をターゲットに、リテラシーが高く、SNSを通した質の良い情報収集や発信が得意かつ消費意欲も高い(経済的に自立)人たちが中心になっています。結婚式にも十分な予算と時間を掛けていて、挙式・披露宴のボリュームゾーンは600万~800万円です。」
坂井「ただ一般的なアンバサダー運営とは多少意味合いが異なっていて、花嫁にはウェディングソムリエのPRは一切不要ですと毎回伝えています。結婚式の素晴らしさを花嫁目線で発信すること、そのために花嫁期間を思い切り楽しむことを目的として運営しています。」
――最近は、ブライダル業界外企業との仕事が多いですね。
坂井「美容、家電、金融、食品など、多岐にわたっています。その理由としては、結婚前後のアッパーミドル層の女性が揃っていること。単に結婚前後の女性にリーチするのはそれほど難しくないのですが、消費意欲が高く、経済的余裕がある上に、美容・ファッション感度も高い層を限定的に絞り込んでいるため、高価格帯の商品ブランドからの依頼は多いです。依頼内容は様々で、主にSNS上での上質なクチコミ醸成を目的としているケースが多いです。」
――花嫁のインスタ投稿を、マーケティングに活用する効果はどのように感じていますか。
坂井「第一に、花嫁を活用したマーケティングのデメリットとして、一人ひとりのフォロワー数はさほど多くありません。数100人程度が一般的ですから。それを考えると、インフルエンサーマーケティングであれば、数1000人~数万人のフォロワーがいるわけです。ただ花嫁アカウントは横のつながりが強く、ある意味閉ざされたコミュニティであるため、その中で同時多発的に多数の口コミ投稿が起こることにより、話題作りはしやすい傾向にあります。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月11日号)

