LISTEN to KEYMAN

キーマンに聞く

連載7〔今こそ!!ホテルウエディング〕ブライダルのように葬儀会場をディレクション【ADLIVE マーケティング部 部長 中野絢氏】

連載7〔今こそ!!ホテルウエディング〕ブライダルのように葬儀会場をディレクション【ADLIVE マーケティング部 部長 中野絢氏】

今回は新春号の特別編として、当社で手掛けた葬儀のディレクションを紹介します。

昨年、ブライダルで付き合いのあった互助会企業から、新しいスタイルの葬儀場のスタイリング・ディレクションの相談を受けました。葬儀は通常、亡くなってからバタバタと日程・会場が決まり、しかも定型化したプランから選択します。そこに感情の入り込む余地も少ないのですが、殺伐とした冷たいイメージの葬儀をもっと温かみのある想いのあるものにしていきたい、今の葬儀文化を変えていきたいという中で、ブライダルのような華やかさがあるディレクションをして欲しいという依頼でした。

特に家族葬の場合には、故人の想いを丁寧に汲み取っていくことは大切です。亡くなる前からこういう形の葬儀にしてほしいという希望を受けつけられるようになり、故人の想いを汲み取っているからこそただ悲しみだけでなく、これまでの思い出を振り返りながら穏やかな気持ちで送ることもできます。

一番初めに着手した葬儀場は、施設デザインもデザイナーが手掛けていて、3つある会場はそれぞれテーマも決まっていました。そのテーマに合わせながら、会場ディレクション、スタイリング。それ以外にも撮影、ツールの作成(チラシや遺影スタンド、故人を紹介するプロフィールブック)を手掛けていきました。

一つの会場は、【Library】というテーマがありました。会場のテーマからストーリーを作り、ストーリーに合わせてスタイリング。【Library】は、生前に本を好きだった人が、大好きな本に囲まれて本を読みながら永遠の眠りにつくというストーリーを持たせ、そこで行ったスタイリングが、右下の写真になります。

真ん中に棺、右側には当社の制作した遺影スタンドを配置。花についても定番の菊や百合ではなく故人の好きだった花を取り入れることによって、故人と遺族の思い出や繋がりを大切にできる空間を演出しました。

撮影の際には、もともと葬儀場と取引のあった業者のスタッフも新しい取り組みを見学。今後の装飾のために花材や組み合わせるアイテムなども一緒に勉強するという動きになりました。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1-11日新春特大号)