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キーマンに聞く

サービス・料理のレベル向上【アイ・ケイ・ケイ 代表取締役社長 森田康寛氏】

サービス・料理のレベル向上【アイ・ケイ・ケイ 代表取締役社長 森田康寛氏】

水戸の店舗も順調に推移
――今年前半の業績ですが、決算書を見ると非常に好調だと言えます。施行組数に関しても、第2四半期までは過去最高を記録しています。
森田「概ね計画通りにきています。まだ月によって変動はありますが、順調に回復していますね。コロナ禍にオープンしたワンバンケットの豊洲の施設も、非常に好調ですし、4 月にオープンした水戸も順調に推移。要因としては、何か特別なことをしてきたわけではありません。集客もこれまで通りの施策を打っていますし、接客面についても社内や外部研修を入れながら、接客力のレベルを高めています。地道ながらも大切なのは、決めたことをやり切る仕組みを重要視していることではと考えています。」
――決めたことをやり切るのは、難しい面もあります。
森田「さまざまな施策に対して、数値を見ながらしっかりと追いかけていくということでしょうか。例えば料理でこういうものを販売しましょうとなったときに、数値を取って、顧客の決定率にもしっかりとこだわっていく。さらに、施策に対する細やかな効果検証、何かをした時の成果、していない時との違いなどを見える化して判断するのは大切かと思います。」
――婚姻組数そのものが減少してきている中で、現状の課題はいかがでしょうか。
森田「エリアによって、非常に差が出ているのは事実です。都市圏の施設に関しては順調に回復している一方、回復しきれていないエリアもまだまだある。特に、もともと人口の少ないエリアについてはまだ厳しい状況だといえますね。」
森田「恐らく集客面については、やり方を変えたとしてもそれほど大きくは戻らないのではと思っています。大切なことは、限られたパイの中で勝ち組になれるかという部分。さらにその組数の中で、どう収益を得られるような体制を作っていくか。当社としてはどちらかというと、値段もある程度高額であり、高付加価値の勝負になります。少し高いけれども頼んで良かったと思ってもらうためには、サービス、料理などのレベルをさらに上げていくことをまずは最優先かなと考えています。」
――サービスのレベルアップに関しては、人材不足でなかなかアルバイトスタッフも揃わないのは業界全体の課題になっています。学生をはじめ人材確保のために、どのような対応を進めているのでしょうか。
森田「もともとは配膳会に依存していた支店も多かったのですが、徐々にその割合は減らしていて自社採用に切り替えています。充足率を上げていくために、紹介(リファラル)も重視。先輩、後輩を紹介してもらうような取り組みは、大事にやっています。その為には働くアルバイトの満足度も求められ、その点、当社は求人媒体の就職企業ランキングで一位になっていますので、就職活動に対するアドバイスなども重視しています。将来就職活動するとなったときに、当社で働いたことによってプラスとになるようなところを提供できれば、学生アルバイト確保に繋がっていきますから。」
――結婚式の価値の提供という面で、何をもってして価値としているのでしょうか。
森田「私たちは、両親をはじめとしたゲストを一つの軸と考えています。先日スタッフの結婚式に出席しました。そこで、エンドロールを見ながら、涙を流しているゲストの姿。結婚式は、笑い、涙、喜び、そんなものを全部ひっくるめて感動は生まれると思うのですが、一般的な花嫁の手紙だけで涙を呼び起こすのではなく、色々な場面で喜び、楽しみを生み出していけるような一日を作っていかなければと改めて感じました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)