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キーマンに聞く

どうすればいいのか?の不安を解決【ハセガワエスティ 代表取締役社長 阿久津五代子氏】

どうすればいいのか?の不安を解決【ハセガワエスティ 代表取締役社長 阿久津五代子氏】

 結婚式の少人数化傾向が進む中で、家族・親族だけのパーティーだからわざわざ司会を依頼する必要はないというケースも出ている。果たしてそうだろうか。少人数だからこそ、経験値の高い司会者がアドバイスし、場を盛り上げなくてはならないのでは。ハセガワエスティ(東京都渋谷区)阿久津五代子に聞いた。

ベテラン司会者の存在感

――少人数化の影響で、司会者の役割も変化しています。

阿久津「そもそも結婚式を挙げなくていいのでは、挙げても今まで通りでなくていいという人が増えています。だからこそ司会者としては、これまで以上に深く入り込んでいくことが必要。なぜ挙げなくていいと思ったのか、なぜ少人数にしたのかと、深く入り込んで質問をしていくべきだと言えます。司会は1 回の打合せであり、どこまで入り込むかは難しい面もありましたが、今は少人数だからこそ、家族関係などを掘り下げても受け入れられる。新郎新婦はどんな結婚式にすればいいのかに悩んでいるという印象を感じます。だからこそ司会者には、たくさん質問した上で、様々な解決策を提供できるかどうかが求められています。その点、40歳代、50歳代のベテラン司会者のアドバイスが貴重になっているのかもしれません。」

――経験値が必要になってくるということでしょうか。

阿久津「プランナーも司会もそうですが、ある程度の年齢になると【年だから】という言われ方をします。これがネガティブワードではなく、色々なことを伝えられる存在としてポジティブなものに変化している。中には少人数には司会打合せはいらないという会場もあるようですが、本来は少人数だからこそ大切なはず。20人のゲスト1 人1 人を浮き立たせて繋ぐためにも、もっと全員のことを知らなければならないですから。そこに関わる意味も出てきます。そのため、キャスティングをするときも、少人数ほどベテランをアサインするようにしています。」

――進行だけでは単なる会食会になってしまい、結婚式をする必要性も薄まります。

阿久津「家族、親族だけのパーティーの際に、司会がいないとお互いに遠慮をして誰も話さないということになりかねません。司会者が親戚に新郎新婦の子どものころの思い出を話してくださいとマイクを渡すことで、様々なエピソードが浮き出てきます。そこで盛り上がり、次の人へと繋げていく。それだけであっという間に1 時間が経過すれば、いいパーティーだったという印象も高まります。」

 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)