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キーマンに聞く

『デザイン経営』を推進、企業カルチャーも重視 【ウエディングパーク 代表取締役社長  日紫喜誠吾氏】

『デザイン経営』を推進、企業カルチャーも重視 【ウエディングパーク 代表取締役社長 日紫喜誠吾氏】

 2021年の秋に、デザイン経営の推進を打ち出したウエディングパーク(東京都港区)。デザイナーの新たなポジションを設けたほか、カルチャーづくりにも積極的に励んできた。日紫喜誠吾社長に、昨年の成果を聞いた。

共創で価値を上げていく

――昨年の主な取り組みは。

日紫喜「2021年10月の社員総会で、新しい経営方針として『デザイン経営』を打ち出しました。2018年の経産省・特許庁の報告書の中で、『デザインとは見た目の美しさだけでなく、市場ニーズを適切に、必要なサービスなどを提案する能力』とも定義されており、ブランド力、イノベーションを通じて企業の産業競争力の向上を目指していく考えです。コロナの影響により業績をどう上げていくかも経営課題ではありましたが、もっと大きなテーマで、会社、ひいては業界全体を見ていこうと。全社一丸となって、デザイン経営の浸透から成功事例までを一気に出していこうと励んだ1 年でした。」

――イノベーションを起こすには、共創も大事です。

日紫喜「12月1 日に業界向けのウェビナーを主催し、デザイン経営のプロセスと1 年間の成果を共有しました。業界から講師として登壇してもらった他に、Smart HRなど、他業界で活躍する人たちのアイデアなども絡めて、一緒にイノベーションを起こしたいとイベントを企画しました。ブライダル業界だけで物事を捉えてしまうと、どうしても視野は狭くなり、社会から求められているサービスを提供できているのか、本当に幸せを作っていけているのかどうかも見えにくくなりますから。」

――デザイン経営で成功する会社は、文化づくりも大事にしています。

日紫喜「失敗を恐れずに、まずはチャレンジしてみよう、行動してみようという文化はとても重要で、当社としてもその考えです。まずはやってみて、そこからブラッシュアップをしていくというスピード感は、当社ならではと言えるでしょう。特にキャリアが長くなればなるほど、失敗を恐れて“硬直”してしまうこともゼロではありません。スタッフ自ら手を挙げて、自分たちでリスクを取りながら、オーナーシップを発揮できるようにしていく。こうしたカルチャーづくりは一朝一夕では成し得ないもの。コロナ禍においても、企業の土壌となる文化づくりを大切にしていくことは必要不可欠でしょう。」

 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)