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HPのUI・UXを高めていく【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

HPのUI・UXを高めていく【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】

当社がサポートしている名古屋のワンバンケットゲストハウスでは、もともと月に3 件程度だったHPからの予約が、3 ヵ月後には15件にまで増えました。そのポイントになるのが、今回のテーマでもある「ペルソナをベースにしたHP制作・WEB広告との連携」にあります。ペルソナをベースにしたHP制作の上では、UI、UXの考え方が必要になります。

UIとは、【ユーザーインターフェイス】の略であり、HPのボタン、画像など目に見えている全ての情報のことを示しています。その色味、配置などに関して、ペルソナにとって嬉しい状態に出来ているかどうかは大きな違いを生み出します。例えばユーザーがHPに入ってきた瞬間に、常に予約をできるような導線が出来ているかどうか。「自社の強み」や「ベストプライス」を優先順位高く訴求できているか。本来は固定フッターで常時表示しておくべきフェア予約のボタンですが、スクロールすると隠れてしまい、どこにあるのか探さなくてはならないHPはまだまだ数多くあります。また入った瞬間に表示される画像の選別、動画の選別、ボタンの色味についても、自会場のターゲット層に志向されるものであるかどうか。これまでのHPはどちらかというとオシャレさを重視して、デザインを専門とした制作会社等で作成しているケースも見受けられますが、そうではなくターゲットに合わせて戦略的に制作していくことは大切になっています。会場の色味・ペルソナに合う色味をミックスして、HPもデザインしていきます。もう一つのUXとは、【ユーザーエクスペリエンス】のこと。これはHPに掲載している商品・サービスから、キチンと体験を感じられるか。ブライダルの場合はフェア・プラン内容になりますが、どこまで体験できるのかの詳細をHP上でも表示していくことは必要です。例えば試食の内容を明記する、スイーツ試食などでは会場側の都合でなく顧客目線になっているのかなど。そもそも朝一番の時間帯にスイーツ試食であれば、顧客の体験として考えるとそぐわないわけです。その他にも「HP限定特典」、月一、BIG、残席管理といった訴求を、ペイドメディアと同レベル以上に力を入れる必要があります。

HPをいまだにブランディングツールとして見なし、集客ツールにシフト出来ていない会場程、ここがおろそかになりがちです。お金をかけずに初めに対策を取れるのはUXであり、そこから効果を上げるUIを重視していく。どんなに内容が良くても、UIが整っていないとせっかく訪問してくれたユーザーはすぐに離脱してしまうため、最終的には両輪での対策を進めていきます。どこに問題があるのかという病巣の発見のためには、Googleアナリティクスで分析していきます。

ちなみに、最近では簡単にLPを作れるツールも出てきていますが、そのネックはデータとして蓄積されないことです。いわば看板を立てているだけで、UI、UXを高めるための分析の材料が蓄積されなければ、その後の改善も難しくなっていきます。それを考えれば、LPはイベントツールとして使うなど、HPと区分けして対応すべきです。

UI、UXを整備した上で、訪問者を増やすためにWEB広告との連携となります。Googleアナリティクスの分析で、HP集客がうまくいっていない原因が見られていないということであれば、WEB広告を使って認知を高めていく。一方でセッション数は一定数担保されているが予約に至っていない場合もあります。閲覧時間、離脱率なども分析しHP内のユーザビリティも高めつつ、確度の高い顧客を集めるためにリスティング広告をかけていきます。

WEB広告のクリエイティブについては、トーンアンドマナーを意識することも大切な要素。これはWEBサイトとの色味、画像などのトーンを合わせる、広告の内容をサイトとマッチさせていくことです。トーンアンドマナーがHPとあまりにも隔たりがあれば、せっかく集めたユーザーもすぐに離脱してしまいます。広告クリエイティブの際には、HPとの連携を重視しなければなりません。 (PR)

 (詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)