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キーマンに聞く

映画「ウェディング・ハイ」公開 会場スタッフ達の想いに魅了【松竹 宣伝プロデューサー 真保麻希子氏】
撮影期間はわずか1ヵ月
――内容のネタバレが出来ないため、宣伝面でも大変だったのではないでしょうか(笑)
真保「役者さんのインタビューの時にも、どこまで話していいのですかとよく聞かれました(笑)。非常に難しかったですね。」
――結婚式を舞台にした映画製作までの経緯は。
真保「作品プロデューサーからバカリズムさんに話を持ち掛けたのは3 年以上前。思い切り笑えるお祭り映画をやりたいと話をする中で、ハッピーな場である結婚式を舞台にしたら最高にハッピーで楽しいエンターテインメントができるのではないかということで、結婚式を題材にすることが決まりました。昨年の3 月11日にクランクインし、クランクアップは4 月9 日です。」
――撮影期間自体は、1 ヵ月もかからなかったのですね。
真保「作品にもよりますが、この映画は披露宴会場が中心で季節とは関係もないため、1 ヵ月で撮影しました。また役者さんが大勢出ているシーンも多いことから、皆さんを集める上でも短期間となっています。」
――撮影場所の結婚式場は。
真保「外観はヴィラ・デ・マリアージュ太田、内観や披露宴会場はロイヤルホールヨコハマです。監督も話していましたが、それ以前に色々なところをロケハンした上で2 ヵ所がロケ地に決まりました。ロイヤルホールヨコハマは、2 週間トータルでロケをしたのですが、連日撮影隊が入って準備をするという大掛かりなものは初めてということで、支配人は結構大変だったと(笑)。またヴィラ・デ・マリアージュに撮影で行った時には、『ブライダル業界がコロナで大変な時期だからこそこういう映画はありがたい』と、副支配人から言葉をもらいました。」
――公開にあたって、ブライダル業界ともタイアップをしています。その内容などは。
真保「撮影終了後に公開に向けて協会、全国の式場、ブライダル関係の企業に宣伝部主導で声をかけていきました。式場関係としてはアルカディア、あいプラン。婚活事業のIBJ、タメニー。他にも公益社団法人日本ブライダル文化振興協会、ブライダル専門学校など結婚式を取り巻く幅広い団体、企業にタイアップしてもらっています。ビジュアルを提供してポスターの制作、ノベルティのプレゼントキャンペーン、SNSキャンペーンなどが主な内容。専門学校では、オープンキャンパスでポスターを貼ってもらいました。」
――アルカディアでは、衣裳展示や試写会も開催しました。
真保「アルカディアの場合、こちらが提案する前から問合せをもらっていました。リリースした作品情報を見て、何か出来ないかと。そのため早期からやり取りができ、展示や試写会といった大きなタイアップ展開も実現しました。結婚式場に関しては、エリア毎に商圏が定まっているため、エリア内のバッティングを避けることを気を付けながら、地域に根付いている企業と連携することにより、エリアでのPRを後押ししてくれました。タイアップしてもらった企業には、映画を観てもらったコメントを寄せてもらい公式HPにも掲載しています。実際に結婚式で働いている立場のため、熱量のある長文の感想を多くいただき、そこはすごくありがたかったです(笑)。」
――映画の内容ですが、結婚式を題材にした作品にありがちな感動ものではなく、単純に結婚式って楽しそうだという面が伝わる作品になっています。
真保「そこは監督のこだわりがあって、結婚式を舞台にした映画ではありますが、結婚が全て、結婚式をするべきという捉え方にならないように。映画を観て誰もが楽しめて、さらに観た後に誰一人孤独な気持ちで帰ることがないようにという配慮はあったようです。結婚している人もいれば、結婚しないという選択肢を取る人、中には離婚をしている人がいるかもしれませんから。それでも誰もが楽しめる映画にと、バランスを重視しています。そのため、当初タイアップの時に心配したのは、結婚する人を迎える結婚式場の立場として、内容について認識のギャップが出てくるのではないかと。ただ実際にそんなことはなく、プランナー、会場スタッフには、現実でも無理難題が現場で発生することは多々あるのでしょうが、そこを乗り越える映画として純粋に共感してもらえたようです。あわせて誰もが楽しめるというメッセージも汲み取って、違和感なく受け入れてもらって良かったなと今では思っています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)

