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《違いを生み出す広告写真の世界》#連載9 不安な顧客に『気軽に悩みを相談してもらう』告知【Do 代表取締役社長 遠藤正人氏】

《違いを生み出す広告写真の世界》#連載9 不安な顧客に『気軽に悩みを相談してもらう』告知【Do 代表取締役社長 遠藤正人氏】

緊急事態宣言により、多くの新郎新婦が結婚式を実施することに対してネガティブになっています。そうしたマインドを持つ新郎新婦に対しては、まず結婚式に対する不安を解消していくことが必要です。最近は多くの会場から、不安解消のためにどう対応したらいいのかという相談が増えています。これまでのようにブライダルフェアがあるから来館してくださいというものではなく、とにかく今は新郎新婦に対して気軽に悩みを相談して欲しいというスタンスで告知をしていくタイミングではと提案しています。

 

そのためのツールの1つが、インスタ広告。不安を持っている人ほど、今は積極的に結婚式場探しなどに動く状況ではないという考えも強く、つまりウエディングに特化した媒体ではないほうが情報もスムーズに届けられます。ユーザーに意図なく広告を受け取ってもらうには、YouTube広告なども考えられます。

当社ではこれまで、予約にも繋がるランディングページを大事にしてきました。しかしながら、気軽に相談したいという顧客に対応するために、LINEの公式アカウント、HPにチャット機能を作ることも検討するべきだと考えています。悩んでいるユーザーが気軽に相談できる窓口を作っておき、カップルと会場がチャットを通じてコミュニケーションをとっていく。不安を解消するやり取りで徐々に信頼を得て、最終的に来館予約に繋げていくという流れです。

 

ではどのようなコンテンツを作っていくか。実際これまで制作したのは、式場のビジュアルが一切出てないものです。カップルがコロナで悩んでいる様子を、ドキュメント風にした動画を作成しました。

最近の傾向としてはもう1つ、来館までに新郎新婦側に情報収集の時間があるため、様々なツールを視聴するようになっています。口コミサイトなど、多様なツールを整備しておくことも大切。例えば会場の名前をGoogleで検索しスペースを押すと、サジェストが出てきますが、仮にコロナで検索している人が多い場合は、感染予防対策に関心が高いことが想定されます。そこに感染対策のページを最初に出せば、より効果的です。

今後に関しては、資金繰りが課題となり、広告を打てない会社も増える可能性があります。インスタ広告も、ウエディングの会社の出稿が減っています。この状況はメディア上に競合が少ないということであり、チャンスでもあります。いかに逆張りしていくか。いち早く対応するためにビジュアル作りはもちろん、インスタ上で反響も高い動画も撮影しておくべきでしょう。またインスタ広告で感じたのは、アカウントの作り方や運用方法などのノウハウが、ネット上に数多く掲載されています。今の時間を使って学んでおけば、自社で運用可能になり、代理店コストもかけずに安価で対応できます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)