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婚礼の数字回復を一丸で目指す【ロイヤルパインズホテル浦和 総支配人 眞野浩明氏】
ロイヤルパインズホテル浦和(さいたま市浦和区)の新総支配人に就任した、眞野浩明氏。前職のホテルでは婚礼部門のV字回復など輝かしい実績を持つが、ホテル全体をけん引するリーダーとしてどのようにキャリアを活かしていくのか。ブライダルの改革はもちろん、施設全体における眞野氏とスタッフの挑戦が今まさにスタートする。
――新卒で入社した富士屋ホテルでは、20年以上キャリアを重ねてきました。順風満帆だったなかで退職を決意した理由は。
眞野「改修工事に入ったタイミングで横浜のホテルに一時的にお世話になったのですが、入社以降富士屋ホテルしか知らなかった私は“井の中の蛙”状態。初めて外の世界を見て、様々な感情を抱くようになりました。古巣は本当に素晴らしい会社で多くのことに挑戦させてもらいましたが、40代半ばに突入し、私自身もっとチャレンジできることがあるのではと。年齢的に最後のチャンスと捉え、あえて外に飛び出してみようと退職を決意しました。」
――新天地・ロイヤルパインズホテル浦和は、ターミナルステーションの大宮や東京にも数十分で出られる距離です。現在のブライダルの状況は。
眞野「当ホテルは13バンケットを併設しており最盛期は600~700件台で推移していましたが、現在は100件台まで減少しています。その理由の1 つとして考えられるのが、県内のゲストハウスへの流入。GMとして抜擢してもらえたのは、これまでのキャリアを活かして婚礼の底上げを任されているという部分もあると思っています。」
――最盛期と比較すると大きく数字が落ちているのは否めません。テコ入れのポイントは。
眞野「就任後ホテル内部を色々と見させてもらったところ、復活への道に繋がるような改善点が早速見えてきました。例えばプランナー分業制。ある程度の件数を受注している大型施設であれば、効率面を考えても分業制は有効かと思います。一方で顧客目線に立ち返った時、やはり好まれるのは一貫制ではないかと。そもそもなぜ分業制なのかをブライダルスタッフに聞いた際に『前からそうだったので…』と、誰も明確な理由を答えられなかったわけです。現状100件台での推移であれば、一貫制に変えていくべき。打合せ担当プランナーは新規接客も初めての挑戦になるので、私自身がOJTのような形でレクチャーを始めました。」
――ホテルでは比較的珍しい、ガーデン一体型の独立型チャペルが魅力です。
眞野「私自身入社後数日間は、ガーデンの存在に気付きませんでした。その理由は庭に続くドアをクローズしていたため。花も咲く自慢のガーデンであれば、レストラン利用者など自由に散策してもらうべき。ガーデンへ続くドアも閉まっていれば、当初隣接するチャペルもカギがかかっていたわけです。音楽を流した状態でチャペルの入口を解放しておけば、庭を散策してくれた人たちがきっと覗いてくれるでしょう。ウエディングプランのパンフレットや衣裳カタログなどを置くことで、集客のフックになってくるかもしれない。こうした部分はすぐに取り組めるので、数日間でたくさんの気付きがあったのはある意味プラスだったと思っています。1つずつ“当たり前”を改善していければ、自ずと数字回復に繋がってくるでしょうから。それだけ伸びしろもあるということですね。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月11日号)

