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年間10回開催の新規接客プランナー研修【ウエディング業界専属 ライフプランナー 髙橋和希氏】
ウエディング業界専属ライフプランナーの髙橋和希氏は、年間10回のプランナー研修を設けている。2 クールに分かれており、第1 クールの初年度は基礎編で、事前準備からアイスブレイク、ヒアリング、プレゼン、クロージングを10分割して研修に落とし込んでいる。2 時間程度のワークを入れながら、プランナーの基礎を学んでいく。
第2 クールは、基礎編で学んだ接客の振り返りを行っていく。様々な前提条件の顧客に対して、どういう準備をして、なぜ非成約になったのかを自分で考え、それをフィードバックしていく。月1 で2 時間程度、振り返りの機会を設けている。
「未決要因を考えて、それをどうやって消していくかが最も重要。フィードバックにきちんと対応すれば、成約率は自ずと上がっていきます。」(髙橋氏) 例えば、親に相談したいからと言われて、カップルが持ち帰った場合であっても・・・ 「それは果たして本意なのかどうか。プランナー本人に考えてもらうと、実は良く分からないですという答えが多い。話を聞いていると実際にはそれ以前のトークが響いていなくて、親に相談したいは逃げ文句というケースも見受けられます。こうした未決の要因を他責にしがちであるところを、まず自分事にしていければそこに気付きが生まれます。その振り返りの習慣化によって、自分でそうした意識になっていけば、成約率も高まっていきます。」(髙橋氏) 12月10日には、【ブライダルセールスアワード】も開催する。新規セールスのアワードで、一年間の接客を4 名に振り返ってもらい、表彰をするものだ。
「他業界に出て感じたのは、ブライダルの新規セールスは外からの情報が少ないということ。学びを得ることで刺激、気付きがあれば、セールスの幅は広がっていい影響を与えるでしょう。アワードの開催で、他企業のプランナー、他業界のセールスの人と交流の場にすることができれば」(髙橋氏)
会場はKIYOMIZU京都東山。参加費用は学生4000円、社会人7000円で、100名前後の参加を見込んでいる。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

